ドイツの主要19社からなるボードゲーム出版社協会は、昨年のドイツでのボードゲーム・カードゲームの売上が前年比で2.8%縮小したことを発表した。売上総額については明らかにしていないが、「近年は3億8000万~4億ユーロ(507~534億円)の間を推移している」としている。
大人用ボードゲームで8.5%減、戦略ゲームに限ると13.6%と落ち込みが激しく、少子化の影響により、キッズゲームも7%減。3分の1ほどを占める古典ファミリーゲーム、アクションファミリーゲーム、ダイスゲーム、ワードゲームが8.6%増と好調で、全体の縮小幅を抑えているという。
H.フッター代表は「過去10年間にデジタルゲームのブームや、ドイツで2005年から出生率の低下があったにも関わらず、ファミリーゲーム、キッズゲームで高い売上水準を維持している」と述べているが、国際的にみるとドイツゲームの影響力が弱まっている様子が伺える。
・Spielverlage e.V.:Klassische Familienspiele waren 2014 Trumpf