「ザ・ダイスタワー(The Dice Tower)」というサイトで知られるアメリカのボードゲーム評論家、トム・ヴァーセル氏は2011年、息子を生後3ヶ月で亡くすという悲劇に見舞われた。そのとき、知人の呼びかけでチャリティーオークションが行われたのがきっかけで、ジャック・ヴァーセル記念基金(Jack Vasel Memorial Fund)」が設立された。ヴァーセル氏がそうであったように、ボードゲーム愛好者で困難に陥った人に、経済的な援助を行うことを目指す。
・Jack Vasel Memorial Fund
この基金では毎年、「ボードゲームギーク」にてチャリティーオークションを行っており、今年も11月6日から25日までの日程で開かれている。協賛する企業や愛好者が提供した商品をオークションで競り落とし、その売上を基金に寄付するという仕組みだ。出品数は現在、600タイトル以上にのぼる。興味のある方はご覧になり、競り落としてみてはいかが。
入札は、掲示板に金額を記入するだけ。期日が来ると、ボランティアの方が商品ごとに誰が競り落としたかを確認する。その金額を基金にペイパルで振り込み、入金が確認されたものから発送される。
今年はすでに総額39000ドル(390万円)を超える入札が行われている。商品によっては日本への発送ができないなどさまざまな条件があるので、よく確認して入札しよう。
・Boardgamegeek:Jack Vasel Memorial Fund Auction – 2013