可愛いヘビにはキバがある
相手をうまくだまして毒ヘビを取らせるカードゲーム。赤いキバがあるのが毒ヘビ、ないのが普通のヘビ。キバのところを、親指で隠して出す。どっちだ?
今年の干支にちなんでふうかさんが入手したゲーム。97年のアラカルト・カードゲーム賞で10位となっている。手番には、手札から1枚を、ヘビのキバのところを親指で隠して出す。次の人は、同じ色なら数字のより大きいカードを、違う色なら何でも好きなカードを出す。3色目からは色のしばりが出て、それ以外の色は出せなくなる。変形のトリックテイキングである。
ただし1周で終わるとは限らない。カードが出続ける限り何周でもする。そして1人以外パスしたときに、最後に出した人がカードを全部取る。毒ヘビは1枚-1点、普通のヘビは1枚+1点。やけに強いカードを出してくるから、普通のヘビを取りに来ているのかと思いきや、実は毒ヘビだったなんていうブラフがきく。
同色で同じ数字のペアは切り札。これを出すとそれまでに出たカードが全部もらえる。皆が取りに来たところを見計らって落としたい。
軽く1ゲーム。取りに来ているのかと思って全力で対抗したら毒ヘビがたくさん入っているという展開が多くて点数が伸びない。結局karokuさんと私が-2点。ふうかさんはペアの切り札で得点できて+4点で勝利。「緑の3の毒ヘビはまだ出ていない!」などというようなカウンティングもできないことはないが覚えきれない。みんなの出したカードをもとに、得点を取りに来るラウンドか、毒ヘビを押し付けあうラウンドかを見極められるかがカギのようだ。
Daumen drauf
J.リュッティンガー/ドライマギア(1996年)
2~7人用/12歳以上/10~20分
絶版