幽霊たちを故郷の街に
ゴーストタウンの幽霊たちを列車に乗せて、故郷に送り届けるボードゲーム。お盆にぴったりのボードゲームを考えていたところ、ふうかさんから教えてもらった。
レールを敷いて幽霊列車コマを移動し、立ち寄った街で幽霊を乗せる。幽霊チップには故郷の街の名前が書いてあり、そこまで行くと幽霊を降ろして得点になる。列車には幽霊を何人も乗せられるので、効率よく回りたい。
面白いのは、ほかの人が敷いたレールは無料で通れるが、自分が敷いたレールはもう通れないというところ。レールはカードを出して敷くが、カードには限りがあるので、うまくほかの人のレールを利用しなければ遠くにいけない。しかしほかの人が通った後にはもう幽霊がいなかったりする。ときには先手を打っていいところを取る必要もある。
そして幽霊列車らしいと思うのは、レールがどんどん消えていくところ。レールにも限りがあり、足りなくなると、前に置いたところから取り除いて配置する。利用しようと思っていたレールが目前でなくなってしまうことも。
毎ラウンド、リーダーの競りを行う。手札のカードは競りにもレール敷設にも使い、ラウンドの最後に半分しか返ってこないので無駄遣いできない。リーダーは、スタートプレイヤーを指名できる。時と場合に応じて、自分がスタートプレイヤーになるか、下家をスタートプレイヤーにして後手番になるか決めよう。
スタートプレイヤーを取り続けたくさのまさんの次で、レールを利用させてもらってチップをどんどん集めた私が1位。限られたカードとレールで、行き先を考えるのはパズルチック。さらにほかの人の妨害もあっていやらしい。
Spectral Rails
M.ドンタンヴィル(Morgan Dontanville )/ズィーマンゲームズ(2011年)
3〜4人用/10歳以上/75分
Amazon.co.jp:西部幽霊鉄道 (Spectral Rails)