ドイツ年間キッズゲーム大賞(Kinderspiel des Jahres)審査員は本日10時30分(日本時間17時30分)から、ハンブルクで今年の授賞式を行った。5月に発表されていたノミネート3タイトルから、今年で11回目となるキッズゲーム大賞には『もぐりイモムシ(Da ist der Wurm drin)』が選ばれた。
ドイツ年間キッズゲーム大賞は、ドイツ年間ゲーム大賞の特別賞が2001年から格上げされた
もので、昨年から独立し、審査員が専門になり、発表も別日程で行われるようになった。キッズゲームの大幅な売上増が背景にある。
『もぐりイモムシ』は4歳から遊べるレースゲーム。ダイスを振って出た色のタイルを、穴の中に入れてイモムシの頭を押し出していく。入れたタイルは隠れており、途中でどのイモムシが顔を出すか予想するところでは、ちょっとした記憶力も試される。審査員は「簡単なルールと、これまでにない素晴らしい造形のボードで、特に小さい子供向けの作品」と評している。
過去の受賞作品で4歳から遊べる作品は、『おしゃれパーティ(2002)』、『ねことねずみの大レース(2003)』、『オバケだぞ〜(2004)』がある。ツォッホ社が同賞を受賞するのは初(特別賞時代を含めれば『にわとりのしっぽ(1998)』以来13年ぶり2回目)。作者のC.クライナートは初作品での受賞となった。
・Spiel des Jahres e.V.:”Da ist der Wurm drin” ist das Kinderspiel des Jahres 2011
・TGW:もぐりイモムシ