自宅ゲーム会

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師走とはいえ上旬はまだ慌ただしくない時期、久しぶりに自宅ゲーム会を開いた。くさのまさんにご来訪いただき、2人ゲームを中心に遊ぶ。詳細は後日レポート予定。
ブラックプリンス(Der schwarze Prinz)』
1983年のドイツ年間ゲーム大賞ノミネート作。チェスのようにコマを移動して、相手のマスに入ったらカードで戦う。手札は3枚しかないので、戦闘は運次第。でも両者同じくらいコマを減らしていって、最後の戦闘でブラックプリンスを討ち取り私の勝利。
スカリノ(Scalino)』
1988年のドイツ年間ゲーム大賞ノミネート作。交互にコマを置いてピラミッドを組み立て、最後に上から見て、同じ色ができるだけ多くつながるようにする。タイルの置き方のルールにちょっと癖があって、それをうまく活用できるかがカギ。2回やって2回とも私の勝利。
セティ(Seti)』
1979年のドイツ年間ゲーム大賞美術賞。自分のコマを相手の陣地に入れることを目指すが、取られると裏返して相手の駒になってしまう。先の先まで読まなければならないゲームだった。2回やって2回ともくさのまさんの勝ち。
ゴルフマスターズ(Golf Masters)』
ゴルファーのフィギュアをひねって、綿のボールを転がすアクションゲーム。コースはいくつかのタイルで構成され、ちゃんと18番回れるようになっている。ちょっと力が強いとすぐOBになる繊細なゲームで、2ホール回って私が+2、くさのまさんが+14。
ハバナ(Havannah)』
1981年と1982年のドイツ年間ゲーム大賞ノミネート作。自由にコマを置いて、環状か、角から角へのラインか、3辺のつなぎを作る。囲碁のように自由度が高く、守りながら攻めるという置き方には研究の余地がありそう。先手後手を替えて1勝1敗。
ヴェンドー(Wendo)』
1981年のドイツ年間ゲーム大賞受賞作。チェスのようなゲームだが、コマが回転することで移動の仕方を変えられるのと、壁を動かして障害物にできるところが変わっている。後ろからキングを攻めに行ったところが返り討ちに会い、追いつめられて負け。
サフラニート(Safranito)』
コマを盤外から投げ入れてスパイスを集めるアクションゲーム。飛距離が制御できず、一点狙いは難しいので、必要なアクションの候補を確認し、角度を考えて投げ入れる。チョンボばかりでスパイスはあまり集められなかったが、組み合わせがよくて勝てた。
サンダーストーン(Thunder Stone)』
仲間や武器を集めダンジョンを攻略するデッキ構築ゲーム。序盤から民兵(最低ランクの攻撃力)を捨てまくって圧縮し、ファイヤーボール(高級な魔法)を買いまくるくさのまさんに対し、民兵を温存してさっさとダンジョンに向かう私。倒したモンスターがお金や攻撃力になったのが幸いして、停滞せず順調に倒し続け、サンダーストーンを獲得して勝ち。
くさのまのボードゲーム&その他日記:一期一会ゲーム会(10−12−5)

自宅ゲーム会」に2件のコメント;

  1. お久しぶりですいつも読ませてもらってます。そして古いゲームの記事にはすかさず飛びつきます(笑)
    なかでもブラックプリンスはヨハン・リュッティンガーが手がけたSDJノミネート作品ということもあり気になるゲームです。最も国内で見かける彼のゲームはノリスの3部作か紫禁城くらいのものですが。
    ハバナは私の印象では六角形にこだわるデザイナーのコネゲーで、かなり人を選びそうなアブストラクトだった気がします。
    スカリノはアバクスの木箱がいい雰囲気出しててかなり気になっていました。ざっと読んだ感じ簡易ルミ?みたいな印象を受けました。
    SETIは地球外文明探査としてすっかりアットホームに・・・イヤちがいますか。未プレイです。
    旧作専門なので新しい2つは未プレイです。
    ヴェンドーはなんだかくもんか学研が出してるスタディ将棋みたいでヤダなーとか、ゴルフマスターズはフィギュアの見た目でダメなお子様ゲーと思い込んでいましたが・・・きっちり18ホールまわれるんですねー、侮れないな。
    長文失礼しました。後日の詳細を楽しみにしています。

  2. 反応ありがとうございます。これらのゲームは翻訳を公開することになっておりますので、取り扱ってください。
    詳しくは個別にレビューしていきますが、『ブラックプリンス』は盤上のコマの位置がほとんど意味がないくらい、カード運の強いゲームでした。『ハバナ』はルールにいろんな定石が載っていましたが、そこまでのレベルには至らず先手必勝のゲームでした。『スカリノ』は同じ色は隣接して置けないというルールが逆『ルミ』ですね。『セティ』はすれ違ったらスピード勝負という点がバックギャモン的ですが、すれ違うときはかなり考えさせられます。『ヴェンドー』は壁がキーポイントのようですがあまり活用できず。『ゴルフマスターズ』は18ホール回るのはよほどのゴルフ好きだと思います。ドイツゴルフ連盟の推薦が付いていますが、これが2000年の作品とは、ゴルトジーバー何を考えていたんだか。

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