『フェニキア』『チューブに乗って』などで知られるイギリスのメーカー、JKLMゲームズが2月末に会社清算され、活動を終えることが分かった。鉄道ゲーム『1860』再版などの製品は、発売中・発売予定を含めてプライムゲームズ(Prime Games)に移され、引き続き予約も受け付ける。
JKLMゲームズはデザイナー兼社長のM.ウェルボーン氏が自作の『ドワーフ』(2000年)を製造販売するために設立したメーカー。無名のデザイナーのゲームを募集して売り出したり、前払い制度で出版したりと意欲的に取り組んできたが、事業拡大につれて出資者をウェブで募るなど、資金繰りに苦労したようだ。
JKLMホールディングによると、イギリスやヨーロッパへの販売部門は継続し、発売予定のゲームについてはデザイナーの了解を改めて取った上で新しいメーカーでの製造を計画しているという。
・Boardgame News:JKLM Games Going into Liquidation
・Spielbox-online:Goodbye, JKLM!
・JKLMゲームズホームページ
・play:game:ゲームリスト・JKLMゲームズ