牛を幸せに
主人がいなくて悲しがっている牛たちに、快晴の空や新しい主人を見つけてあげて喜ばせ、明るい農場を作るオランダのカードゲーム。エッセンのゲーム屋さんで、神尾さんに「これ面白そうじゃないですか?」と薦めて購入していただいた。
はじめ自分の農場には3枚の牛カードがあり、そのうち2枚は悲しがっている。手番には場札からカードを取って、アクションで牛を喜ばせたり、ほかの農場の牛を悲しがらせたり、新しい牛を増やしたりする。
農夫カードを取ると、同じ色の牛が全部喜ぶ。なのでできるだけ同じ色の牛を集めて、その色の農夫カードが来るのを待ちたい。喜んでいる牛は、ほかの人の妨害でまた悲しがらせられたり、泥棒されたりしないよう、牛舎カードで確保しておく。
山札がなくなるのは早い。高得点を狙って牛をたくさん取っても、喜ばせる前にゲームが終わると大失点になってしまう。終了のタイミングを計りながら、牛カードをどこまで増やせるかがポイントだ。
嬉しい牛は頭数だけ得点、悲しい牛は頭数だけ失点で合計の多い人が勝ち。私と神尾さんが高得点の牛を取り合いしているうちに、赤い牛のハーレムを築いたtomokさんが勝利。オランダのゲームには展開が地味という印象があるが、スピーディで、アクションの効果も分かりやすく、増やすかそのままいくかでちょっとしたジレンマも味わえた。
Koe zoekt Boer
H.ヴァン・トル作/ザゲームマスター(2008年)
2〜5人用/8歳以上/15〜20分
牛と農夫公式ページ