月: 2010年3月
アンケート:ネットオークション
Q.34:ネットオークションでボードゲームを買うことが…(2010年3月) A.よくある 75票(40%)B.たまにある 69票(38%)C.ない 40票(22%) 輸入品であることに加えて、メーカーでも少量生産のために品切れや絶版が多いボードゲーム。先月のアンケートでは個人輸入をしたことがある方が…
キーワード法と因果関係法
文章などを要約する方法に、キーワード法と因果関係法というのがある(三森ゆりか「大学生のための言語力トレーニング」月刊言語2007年4月号)。これをボードゲームのルール説明(インスト)に置き換えて考えてみる。 キーワード法とは、ルールを理解するための必要最低限の情報をキーワードとして取り出し、それらを…
評価の世論
最近、評価を積極的に発信する人が減っており、それにつれて少ない評価で世論が固まりがちなことを懸念している。 ゲームの購入を検討するとき、ウェブで評判を探すという方は多いと思うが、何人かの人が揃って同じような理由からネガティブ評価していると思ったことはないだろうか。もしかするとその何人かは、同卓した人…
アッシリア(Assyria)
腹が減っては戦ができぬ チグリス・ユーフラテス河岸を舞台に、食料を調達し、ジッグラトを建設するボードゲーム。フランスのイスタリ社が昨年のエッセン国際ゲーム祭で発売した新作で、同社では初めて、非フランス語圏のデザイナーを起用した。デザイナーのオルネッラはイタリア人で、『オルトレマーレ』『ヘルマゴール』…
単行本化してほしいボードゲーム連載
アシェット・コレクション・ジャパンの『パズルコレクション』。20号くらいまで定期購読して、付録の立体パズルを置くところがなくなったのでやめてしまったが、「ゲームの基本」「ゲームの歴史」という連載を読みたい。 91号からは「世界遊戯博物館」の伊藤さんが執筆されているが、その前はどなたが書いてものだろう…
ハンザ・テウトニカ(Hansa Teutonica)
最高レベルでも手遅れ 中世の北ドイツを舞台に、豪商となって交易能力を上げ、商館を建てて都市をつなぎ、名声を高めるボードゲーム。昨年のエッセン国際ゲーム祭で発売され、フェアプレイ誌のスカウトアクションで9位、ボードゲームアンケートで6位という高い評価を得ている。 盤面には北ドイツの都市が道でつながれて…
シェンシ(ShenShi)
魂を取り合うお坊さん お坊さんたちが悟りを目指して瞑想を繰り広げるボードゲーム。タイトルの「シェンシ(身世)」は中国語で(悟りの)ステージという意味。8つのステージを最初に登りつめて完全な悟りを開いたら勝つ。 『盗賊の親方』『ギャングスター』『プラネットスチーム』などのルドアートの新作。テーマもイカ…
ドミニオン:今日の王国とSet-Generator
『ドミニオンレシピ』の著者てらしまさんの個人サイト「遊星からのフリーキック」では、1日1回王国カードの組み合わせがランダムに選ばれる「ドミニオン今日の王国」が公開されている。基本セット、陰謀、海辺、プロモーションカードから使いたいものをチェックすると、その中からカードが選ばれる。 これと同じ仕様のプ…
バイワード(Buy Word)
長い単語で大儲け アルファベットタイルを安く仕入れて高く売るワードゲーム。故S.サクソンの遺作を出版していたフェイス2フェイス社が『アイムザボス』に続いて発売した作品で、2005年のゲームズマガジン大賞を受賞している。 基本ルールはきわめてシンプルである。ダイスを振って、その枚数だけタイルを袋から引…
ドット付きひらがなタイル
普段のゲーム会ではなかなか遊べないワードゲームを、妻が育児休暇のうちに遊んでもらっている。これまでに『ヤーゴ』、『ワードウィツ』、『クイビックス』、『バイワード』を遊んだ。 どれもそれなりには楽しめたが、英語のボキャブラリーの少なさにがっかりするし、正しい単語かどうか判定するのにいちいち辞書を引いて…