インターネット上のボードゲーム愛好者団体「シュピールフリークス(Spielfrieks)」が毎年行っている新作の人気投票「ミープルチョイス賞(Meeples’ Choice Award)」で今年は『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』が1位に輝いた。
「シュピールフリークス」は2000年に設立され、メーリングリストをベースにボードゲームについて語り合っている。「ミープルチョイス賞」は設立時に1995年までさかのぼって投票が行われ、これまで『カタン』『カラバンデ』『ボーナンザ』『砂漠を越えて』『ロストシティ』『カルカソンヌ』『サンマルコ』『プエルトリコ』『サンチアゴ』『チケットトゥライド』『ケイラス』『ブルームーンシティ』が選ばれてきた。
今年1位になった『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』は宇宙をテーマにした建設と開拓のカードゲーム。『サンファン』をシステムのベースにしながら多様なカードコンボが楽しめ、英語圏を中心に爆発的な売れ行きを見せている。
2位には農場経営ゲームの『アグリコラ』が英語版発売前にもかかわらず入り、3位はイギリス産業革命のゲーム『ブラス』が入った。フリークに好まれる長時間ゲームのこの2作をしのいで短時間ゲームの『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』が選ばれたということも、このゲームの人気ぶりを物語っていると言えるだろう。
【ミープルチョイス賞2008】
1位:レース・フォー・ザ・ギャラクシー(Race for the Galaxy)
2位:アグリコラ(Agricola)
3位:ブラス(Brass)
4位以下:テーベの東、ノートルダム、大統領になる方法、ギャラクシートラッカー、ドラゴンイヤー、エイジ・オブ・エンパイア3、キングスブルク
・Boardgame News:2007 Meeples Choice Award Results・Meeples’ Choice Award