2月15日から4日間にわたって、ニューヨークのコンベンションセンターでニューヨーク玩具見本市が開かれた。ニュルンベルク玩具見本市と同じく専門業者とジャーナリスト向けの催しで参加者は90カ国から約20,000人。規模はニュルンベルクの半分にも満たないが、アメリカ市場で発売されるボードゲームの新作がお披露目される。
今年はシンプルなゲーム、ワードゲーム、すでに発売されているドイツゲームの英語版などがほとんどを占めるが、特に以下の2つに注目したい。
『イリウム(Ilium)』は、R.クニツィアがプレイルーム(Playroom Entertainment)から発売する予定のボードゲーム。シュリーマンの足跡をたどって考古学者たちがアーティファクトを集める。カードを出してコマを置き、コマの多い順にアーティファクトを取るのだが、先に取る人の分は少ないというジレンマがある。2〜4人用、8才以上、30分。秋ごろの発売予定。同社は『深海に眠る財宝』と『ドーナツダース』(『ポイズン』のリメイク)と共にクニツィアの作品に力を入れる。
http://www.boardgamegeek.com/game/34829
『バッカスの宴(Bacchus’ Banquet)』はF.モヤーソンがメイフェアから発売するゲーム。酒盛りに参加して食べたり飲んだりしつつ、各自に与えられた使命を果たす。同じ使命を与えられていることもあってブラフも必要になるという。ドイツ版との同時発売かは不明だが、4月発売予定。
http://www.boardgamegeek.com/game/33911
・ニューヨーク玩具見本市公式ページ
・Boardgame News:New York Toy Fair 2008