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ニューヨーク玩具見本市’08

2月15日から4日間にわたって、ニューヨークのコンベンションセンターでニューヨーク玩具見本市が開かれた。ニュルンベルク玩具見本市と同じく専門業者とジャーナリスト向けの催しで参加者は90カ国から約20,000人。規模はニュルンベルクの半分にも満たないが、アメリカ市場で発売されるボードゲームの新作がお披露目される。
今年はシンプルなゲーム、ワードゲーム、すでに発売されているドイツゲームの英語版などがほとんどを占めるが、特に以下の2つに注目したい。
『イリウム(Ilium)』は、R.クニツィアがプレイルーム(Playroom Entertainment)から発売する予定のボードゲーム。シュリーマンの足跡をたどって考古学者たちがアーティファクトを集める。カードを出してコマを置き、コマの多い順にアーティファクトを取るのだが、先に取る人の分は少ないというジレンマがある。2〜4人用、8才以上、30分。秋ごろの発売予定。同社は『深海に眠る財宝』と『ドーナツダース』(『ポイズン』のリメイク)と共にクニツィアの作品に力を入れる。
http://www.boardgamegeek.com/game/34829
『バッカスの宴(Bacchus’ Banquet)』はF.モヤーソンがメイフェアから発売するゲーム。酒盛りに参加して食べたり飲んだりしつつ、各自に与えられた使命を果たす。同じ使命を与えられていることもあってブラフも必要になるという。ドイツ版との同時発売かは不明だが、4月発売予定。
http://www.boardgamegeek.com/game/33911
ニューヨーク玩具見本市公式ページ
Boardgame News:New York Toy Fair 2008

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バベル5(Babel 5)

ありえない完成度
BABEL 5
2006年のゲームマーケットで発売された同人ゲーム。初出展のメーカー、チームきりたんぽ(仮)はこのゲームで有名になり、翌年に購入者が殺到して新作が即売り切れという事態になった。
3つのダイスを振ってそれぞれ対応する塔の上に積み、崩れたら失点というゲーム。ポイントは大小のダイスがあることと、塔によって面積が違うこと。1の塔は積むところが極めて狭く、2,3個積むのがやっとである。一方、5の塔は広くて結構たくさん積める。でも失点が大きいのも5のダイス。それぞれの塔で腕前の器用さを競う。
上家の野洲さんがよく崩してくれるので安心して積めて1位。でも豪快な積み方をする野洲さんが成功するといきなり窮地に立たされる。まだ崩れていないが、もう斜めなのである。そんな窮地でも、別の塔に置くダイス目が出ればよいのである。見事回避して神尾さんにスルー。案の定、崩れてしまいましたとさ。
崩れたダイスが別の塔にぶつかって連鎖するのもおかしい。単純なルールで緊張と笑いを生み出すのは、この作りこまれた塔と下に敷くタイルの完成度によるところも大きい。再販希望、というかドイツに売り込み希望。
BABEL 5
作者不明/チームきりたんぽ(仮)(2006年)
2~4人用/6歳以上/20分

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ドイツ年間ゲーム大賞トト、まもなく開始

ドイツのボードゲーム情報サイト「シュピールボックス・オンライン」では3月20日の12時(日本時間の20時)から年間ゲーム大賞トトを始める。昨年の秋から現在にかけて発売された新作ゲームの中から、大賞を取るゲームを予想し、正解者の中から先着1名に賞品が贈られる。
先着なので最初が肝心。今日の20時にはパソコンの前に腰かけて、これぞと思うゲームを送信しよう。ひとりで複数送信した場合は最初の予想だけが有効になる。ただし5月25日にノミネートリストが発表されたときに、予想したゲームがノミネートされていなかった人は変更できる。決定は6月29日の大賞発表日だ。
毎年注意を喚起されていることだが、自分が個人的に気に入っているゲームを投票するのではなく、あくまで大賞に選ばれそうなゲームを予想すること。そのためにはここ数年のトレンドを見ておく必要がある。ちなみに過去5年の受賞作は『ズーロレット』、『郵便馬車』、『ナイアガラ』、『チケットトゥライド』、『アルハンブラ』。プレイ時間が60分を超えないミドルクラスの大箱ボードゲームが多いようだ。
予想の送信は以下のページから。
Spielbox-online:Spiel des Jahres Toto

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パトリツィア拡張『伝令』

パトリツィアの一族はライバルの動きを把握するため伝令を雇います。これで名声点が増えることもあれば失うこともあります。以下の追加ルール以外は通常ルールに従います。
ゲームの用具
伝令6枚、2点チップ24枚、−3点チップ1枚
ゲームの準備
2〜3人で遊ぶ場合は伝令を各自2枚ずつ、4〜5人の場合は1枚ずつ取ります。残った伝令は箱に戻します。点数チップはボードの脇に置きます。
ゲームの進行
星印のあるカードを出したら、まず通常通りの手番を行います。それから(望むならば)伝令をボードに置くことができます。置き方は以下の通りです。
・2つの都市の間に、矢印が2つの都市を指すように置きます。
・2つの都市は直角に隣り合うものでなければなりません。
・1つの都市に3つ以上の伝令を向けることはできません。
・2つの都市の間には1つだけ伝令を置くことができます。
「直角に隣り合う」とは、ローマとシエナ、シエナとルッカ、シエナとボローニャ、ルッカとミラノ、ルッカとフェラーラ、ミラノとパルマ、パルマとヴェローナ、ヴェローナとフェラーラ、フェラーラとボローニャ、ボローニャとフィレンツェの10通りです。5人プレイの場合はさらにローマとピストイア、ピストイアとフィレンツェが加わります。
得点計算
・伝令のある都市の得点計算では、塔の勝者は通常の得点のほかに2点チップを1枚もらえます。
・1つの都市に2つの伝令が向けられていたら、勝者は通常の得点のほかに2点チップを2枚もらえます。
ゲーム終了
・伝令が向けられた都市の中で最も小さい塔をもっている人は-3点チップを受け取ります。同数の場合はその中で塔のパーツが少ないほうが受け取ります。それもタイならば誰もチップを受け取りません。
特別な場合
・1回の手番でその都市で最後となるパーツを置いて伝令を置く場合、それから得点計算になります。伝令はこの都市で適用されます。
・すでに得点計算が終わった都市に伝令が置かれた場合はもちろんその都市に効果を及ぼしません。
・伝令をカードを出した都市に置く必要はありません。
・星印のカードは多くありませんので、伝令を置いていない人は手札に注意しましょう。
切り抜き方
印刷してオリジナルのチップと同じくらいの厚さの厚紙に貼り付け、カッターと定規で切り取りましょう。
(C)Michael Schacht
・ダウンロード:Die Boten(PDF)

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春分の日は大人のボードゲーム

3月20日(祝)にボードゲームイベント「Urvent世界のボードゲームで遊ぼう!」が千駄ヶ谷のバー・ジパングにて開催される。ほぼ2ヶ月に1度開催されており、今年は成人の日に続いて2回目。12〜21時の間、好きな時間に行って遊ぶことができる。
会費は軽食+ドリンクで2,500円。女性はサイコロの出た目×100円だけ割引となる。そのほかにビール1杯300円など、お得なイベントだ。ボードゲームはオフィス新大陸がコーディネートしており、新作から珍しい作品まで遊べそうだ。初めての方でもOK。主催者によると、すでに40名以上の申し込みがあるという。
申し込みなど詳細は下記の携帯サイトかミクシィを参照のこと。
Urvent:オトナな世界のボードゲームを遊ぼう!
mixi:Urvent世界のボードゲーム倶楽部

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絶版リスト2008

ドイツのボードゲーム情報サイト「シュピールボックス・オンライン」は、マールブルクのゲームアーカイブの協力で今年の絶版リストをまとめた。メーカーでもう作っていないというもので、市場に出回っている分はまだ入手可能。人気のあるものは品切れが早く始まる可能性があるので、入手を検討している方は優先順位を上げるとよいだろう。
主な絶版ゲームは以下の通り。全体のリストは下記のリンクを参照のこと。
アバクスシュピーレ:ウサギとハリネズミ(※ラベンスバーガーから再販)、ランドロード
アミーゴ:イントリーゲ
ハンス・イム・グリュック:カルカソンヌ・ディ・スタッド、フィヨルド
コスモス:バケツくずし2、レーパーバーン、バベル、盲目のニワトリ、カンダミール、万里の長城、手荷物検査、数独各シリーズ
パーカー:オリゴ、冒険者の谷
ピアトニク:銀行強盗
クイーンゲームズ:ギルド革命
ラベンスバーガー:セルティカ、パウワウ
シュミット:アンコール
ツォッホ:ジャマール、ハムスターロール、楽しい動物園、シチリアノス、ウィルス一味
Spielbox-online:Ausgespielt – Game over

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ゲーマーじゃんけん

多人数で遊ぶとき、スタートプレイヤーをじゃんけんで決めるとあいこが多くて時間がかかる。そんなときお奨めしたいのが「ゲーマーじゃんけん」だ。1〜2回でスタートプレイヤーを決めることができて時間の短縮になる。すごく便利。
・グー、チョキ、パーのどれを出してもよい
・一番少数派だった人が勝ち
・少数派がタイだったら、それ同士を通常の勝ち負けで決める(パー3人、グー1人、チョキ1人ならグー1人が勝ち)
・少数派が複数いた場合は、その人たちだけで決勝
なおこのじゃんけんのルールは、昔から全国で行われていた「少ない者勝ち」ルールに同数の場合の決勝法を加えたもの。「ゲーマーじゃんけん」という命名は秋葉原水曜日の会で発生したようだ。少数派の確認のために手を出しっぱなしにしておいてもらう必要があるが、予めルールを説明しなくてもやりながら分かってもらえるだろう。

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ヒッポダイスデザイナーコンテスト2008

新人ボードゲームデザイナーの登竜門となっているヒッポダイスデザイナーコンテストの結果が3月7日に発表された。20回目の記念となる今年も数多くの作品が応募され、主要ボードゲームメーカーの編集者が3ヶ月にわたって審査した結果は以下の通り。
1位のリースケ氏は『晴れたらいいね(Wind und Wetter、2007)』、『インカの黄金(Das Gold der Inka、2005)』の作者。イラストレーターとしては『ノートルダム』、『ドラゴンイヤー』、『明王朝』などを担当している。『アゴラ』は古代アテネの市場を舞台に、記念碑の建立と弁論術を競うゲームで、少ない自分のコマで効果的なアクションを選べるかが勝負になるという。
今年は決勝に残った6人のうち4人がドイツ人で、外国人が躍進した数年前からみるとドイツ人が多くを占めた。
【ヒッポダイスデザイナーコンテスト2008】
1位:H.リースケ(ドイツ)『アゴラ(Agora)』 
2位:A.シュテディング(ドイツ)『フィレンツェの建築士(Architekten von Florenz)』
3位:A.シーガート(アメリカ)『テンボ(Tembo)』
キッズゲーム特別賞:K.ヒーゼ(ドイツ)『エルフィ(Elfi)』
夕べを満たす特別賞:A.レーティネン、J.リナネン(フィンランド)『クツコ(Cuzco)』
Hippodice Spieleclub:Spieleautoren-Wettbewerb 2008(PDF)

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『順風満帆』を5人で

アクションカードの選択で、場に残っているカードだけでなくほかの人が取ったカードをお金で取り合うところが熱い『順風満帆』。シュピールボックス2008年1号に5人で遊べるヴァリアント(C.コンラート考案)が掲載されている。追加の用具などはなく、以下のルールに変更するだけ。時間もさほど延びないという。
・船団は毎回大きい船4、小さい船4
・アクションカードを5枚引く。その際同じ山からは3枚まで
・ゲーム終了となる勝利点は50点以上、または4隻以上で40点以上
ドイツゲームにはコンポーネントやシステムの都合でプレイ人数が4人までに設定されているゲームが多い。でもゲームサークルなどでは5人になることもよくあるので、「遊びたいんだけど、4人までなんだよね」と残念に思っていた方に朗報だ。ルールに書き足しておこう。

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ボードゲーム王クニツィア

楽しみを箱に詰め込んで〜ボードゲーム王クニツィア
(独シュピーゲル誌オンライン版)
論理コーチライナー・クニツィア氏は数学博士で大銀行のITを担当していた。今はドイツのゲームデザイナーとして最も成功している。今度このボードゲーム王のビデオゲームが出る。脳トレと頭の娯楽についてインタビューした。

シュピーゲル:クニツィア氏は何百ものカードゲーム・ボードゲームを開発していますが、今度その名前が入った最初のビデオゲームが発売になります。あなたの「論理コーチ」は「川島博士の脳力トレーナー」(任天堂)を手本にしているのでしょうか?
クニツィア:もちろん「川島」はよい製品です。でもあれはむしろ学校みたいですね。良質で楽しくて、たくさんのものが提供され、毎日そこに行けば何かを手に入れられる学校ですが。でも私たちが成し遂げたかったのは、遊び手がゲームでモチベーションを高められるような製品でした。「君は昨日やらなかったな。毎日したほうがいいよ」というのではないものですね。「スマートなゲーム」は大きな将来性を持っていると思います。ウィットと才能があふれ、簡単で直感的で短いゲーム集です。

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