『チグリス・ユーフラテス』『フィレンツェの匠』再販

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フリーク向けのゲームとして高い人気を集めながらも絶版になっていた2つのゲームが再販になった(国内販売は未確認)。
『チグリス・ユーフラテス』はR.クニツィア作のボードゲーム。メソポタミア文明を舞台にした陣取りゲームで、1998年のドイツゲーム賞を獲得している。ハンス・イム・グリュック出版から発売されていたが、この度はペガサスシュピーレから。ボードが裏表二面になっていて、異なる地形で遊ぶことができ、新しいバリアントルールもついている。
『フィレンツェの匠』はW.クラマーとR.ウルリヒ作のボードゲーム。イタリアの富豪となって芸術家たちのパトロンとなり、彼らが仕事しやすい箱庭を作るという競りゲーム。2001年の国際ゲーマーズ賞で大賞を受賞した。アレアから発売されていたが、この度はプロ・ルードから。2つの拡張と2人用バリアントルールがついている。
近年、次々と新作が発売される中で、絶版になった名作ゲームを遊んでみたいという機運も高まっている。面白いか分からない新作よりも、面白さ折り紙つきの名作ゲームのほうが安心できるという気持ちもあるのだろうか。これによって『ラー』『トーレス』『タージマハル』など、一時期はネットオークションで高騰していたゲームが安価に入手できるようになったことは嬉しい。
ゲームをすでに持っている人にも、拡張やバリアントなどの付加価値がついており、購買意欲をそそられるようになっている。次はどんなゲームが再版されるだろうか。
Pegasus Spiele – Euphrat & Tigris (Neuauflage)
Pro Ludo! – Fürsten von Florenz(PDF)

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