ドイツをはじめとするヨーロッパのボードゲームを楽しむ愛好者にとって悩みの種は最近のユーロ高。現在1ユーロは157円にまで上昇しており、120円前後だった5年前と比べて30〜40円も高い(Yahoo!ファイナンス)。ボードゲームの価格が約20ユーロだすると、700円も値上がりしていることになる。30ユーロ近い大箱ボードゲームでは1000円以上の値上がり。かつては5000円台だったものが、6000円とか7000円になると、よほど面白くて何度も遊べるという確信がない限り、やすやすとは手が出せないだろう。
これに対してドイツやフランスの財務相が、7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議で円安対策を取り上げる考えを示した(日本経済新聞)。輸出産業への悪影響を懸念してのことだという。
もっとも、日本市場に大きく依存しているようなボードゲームメーカーはほとんどないから輸出面での悪影響は少ないと言えるだろう。しかし日本の愛好者にとっては大問題。このままユーロ高が進行すれば、ボードゲームの買い控えが進んだり、エッセンのボードゲーム祭などに渡航する人が減ったりして、日本のボードゲーム界が冷え込む可能性がある(その分国産ゲームが活躍すればよいわけですが)。
ガンバレ、シュタインブリュック財務相(ドイツ)!