問 5 レビューなどで扱うゲームは、どういうところに注目して見ていますか?(複数回答可)
選択肢 | 回答数 | 回答比率 |
---|---|---|
回答なし | 2 | || 3.08% |
テーマ(未来、SF、ファンタジーなど) | 27 | ||||||||||||||||||||||||||| 41.54% |
システム(双六、配置、競りなど) | 53 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||| 81.54% |
コンポーネント(イラスト、コマの材質など) | 35 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||| 53.85% |
メーカーやデザイナー | 16 | |||||||||||||||| 24.62% |
プレイ時間(重さ、軽さ) | 38 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||| 58.46% |
対象年齢やプレイ人数 | 24 | |||||||||||||||||||||||| 36.92% |
値段 | 11 | ||||||||||| 16.92% |
受賞の有無 | 7 | ||||||| 10.77% |
その他 | 8 | |||||||| 12.31% |
新しいゲームを紹介するとき、どこに焦点を当てて書くかは大事な問題。読者が一番注目しているのはダントツで「システム」と出ました。
この点についてこの頃反省していることがあります。以前レビューの書き方を書いたとき、「ルールを最小限に記述すること」が肝要だという結論になりました。しかし、名古屋EJFのカタログを代表として、ルールの記述を前面に出すというレビューもあります。これを「ルール派」と呼ぶことにします。
ルール派のレビューは確かにどこに面白さがあるのかぱっと読んでも分かりません。その上カードやチップの処理など、ゲーム中の作業内容が多く盛り込まれているので、実際に遊んでみるまで何が書いてあるのかわからないことすらあります。
しかし「システム」に注目してレビューを見たい人にとっては、ルール派のレビューもアリなのではないでしょうか。面白さがどこにあるかは、人それぞれ変わることがあります。カタンの交渉が楽しいと人もいれば、ダイス振りが楽しいという人もいるでしょう。「ここが面白い!」と絞って書くことは、全く的外れになる可能性もあるというリスクがあるのです。
いろいろなゲームを遊んで経験を積めば積むほど、ルール派のレビューはどんどん面白く読むことができるようになっていきます。「そうか、これが従来のトリックテイキングにない新要素なんだ。なるほど考えたねえ」ルール派のレビューは頭を使ってじっくり読まなければなりません。そうすればゲームの選択や購入にとって貴重な資料になるのではないでしょうか。
当サイトのレビューも完全にルール派という訳にはいきませんが、ゲームによってはルール説明多めで行きたいと思います。
2位は意外なことにプレイ時間(重さ、軽さ)。長時間ゲームが嫌われる昨今はプレイ時間60分と書くのが流行ですが、実際にやってみると全く違うことも。また同じ60分でも頭を使いっぱなしかそうでないかで体感時間は変わってくるものです。ミドルクラスのボードゲームについては、重いか軽いかということも気をつけてみたいと思います。意外と重いカードゲームも注意が必要ですね。
3位はコンポーネント。これは百聞は一見にしかずで、写真を掲載するのが一番のようです。写真はコンポーネントだけでなく、テーマやルールの概略まで一気に理解させる効用があります。フラッシュが反射したりピントがぼけたりして失敗することが多いのですが、勉強してきれいな写真を撮れるようになりたいです。