バベルの塔フランス語訳

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ハンス・イム・グリュックのサイトに新作『バベルの塔』のフランス語訳がアップされた。これがニュースになるとは、なんだかまるでこれまでのハンス社の作品がローカライズされたものを除きフランスに紹介されていなかったかのような感じだ。

大人ゲーマーならば、アレアと並んで全作品を注目したくなる天下のハンスがもし隣国フランスにそれほど入っていないとしたら、フランスはアメリカや日本以下のボードゲーム後進国と揶揄されても仕方がないのではないか。それほどハンスの作品は、ボードゲーム文化の成熟をはかる物差しになりえると思う。

フランスといえばデカルト(オイロゲームズ)、それを買収したアスモデー、あとはシュミレーション系のティルスィット、アブストラクト系のギガミック、そして『ピッチカー』のフェルティ、『イス』のイスタリぐらいしか国外に知られたメーカーがない。デザイナーではB.フェドゥッティ、B.カタラ、P.パリエールがたくさんゲームを出しているが、実は結構ハズレが多い(私の好きなR.フラガは別)。オイロゲームズもそうだったが、アスモデーも当たり外れが大きいような気がする。フランスで大ヒットしたという『羊牧場』はドイツでもアメリカでも日本でもたいした話題を呼ばなかった。

これらのことをどう分析するか。フランス人はゲームに面白さを感じるポイントがずれているのか、ゲームのことをあまり知らないため後れているのか。タイトル数は出ているらしいフランスゲーム事情、ちょっと気になる。

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