オランダゲーム賞審査委員会は10月4日、2004年のオランダゲーム賞を発表しました。7月に審査委員会がノミネートした8タイトルの中から一般投票が行われ、オランダとベルギーから集まった計422票によって大賞に輝いたのはマハラジャ。面白いと思う順に3つを投票し、上から4,2,1点として集計する方式で、595ポイントを獲得しました。今月29日から開かれるオランダ・アイントホーフェンゲーム祭にて授賞式が行われます。
なおノミネート8作品の順位は、マハラジャからサンファン、乗車券、アメンラー、シャングリラの橋、インシュ、大ダルムチ、貴族の務めの順です。
メーカーのファランクス社はオランダ国内ですが、ドイツのトップデザイナーであるM.キースリングとW.クラマーの黄金コンビを採用。その結果国内はもとより、ドイツ年間ゲーム大賞ノミネート、ドイツゲーム賞7位、国際ゲーマーズ賞ノミネートなど注目されるようになりました。また従来のオランダゲーム賞は旧作も多くノミネートされていましたが、近年は新作で占められるようになっており、本国ドイツでのゲーム発売後に各国で発売されるまでの時間が短くなっていることを表しています。
マハラジャ(サンスクリット語で「大王」。正しくは「マハーラージャ」)はインドを舞台に宮殿を建築する戦略ゲーム。行動の同時プロットがさまざまな思惑を生み出します。国内でも名古屋バネストやサンセットゲームズから発売中。(Spellenprijs)
【オランダゲーム賞2004】
・マハラジャ(Raja/Maharaja, Phalanx, W.Kramer&M.Kiesling)