フランスのゲームデザイナー、ブルーノ・フェドゥッティは4月30日から3日間にわたり、今年10年目となるゲーム会「ルドパティック・ギャザリング(Ludopathic Gathering)」を開催しました。会場となったのは例年通りフランスの片田舎にある古城で、今回は120名が参加し大いに賑わいました。
人気のあったゲームについてフェドゥッティはデイズ・オブ・ワンダーのウォーゲームメモア44(Memoir 44)、クラマー&キースリングの戦略ゲームラージャ(Raja)、1968年に発売されたというウォーゲームシチュエーション4(Situation 4)の3タイトルを挙げています。
参加者が多かったことから今年はトーナメントに代わって全体ゲームが企画され、26チームでのハグル(当日のルール)などが開催されました。
フェドゥッティはこの10回目を機に、ゲーム会の中止を表明しました。人数の増加に伴い、従来のゲーム友達と遊べなくなったことを理由に挙げています。また、運営で走り回り自分自身ゲームを遊ぶことができなかったのも一因と見られます。今後開催する場合は、おそらく小規模になるということです。
一般開放と親睦が両立しなくなったことによるゲーム会の中止は、日本でも多くのゲーム会が抱える悩みであるだけに残念です。(Faidutti)