隔月刊のドイツ・ボードゲーム専門誌「シュピールボックス」の3号(6・7月)において、日本のゲームシーンを紹介する記事が掲載されました。ひとつは「ナンバー2(久居つばき/リム)」の紹介で、「アジアの文字に日本のコミック風イラストはなじみがないが、アレックス・ランドルフへのオマージュと記されているところが目を引く」と紹介されています。販売元の住所が記されています。作者の久居氏はサンプルを編集部に謹呈したとのことで、これが実を結んだかたちとなりました。
もうひとつは「日本ボードゲーム大賞」で、国産ゲーム部門を中心に取り上げ、1位がブロックス、2位が「オリジナルの日本ゲームで、日本語能力が必要なゲーム」としてワードバスケット、3位がカタンというところまで報告しました。また海外ゲームの入門者部門にトランスアメリカ、フリーク部門にプエルトリコと2つのドイツゲームが選ばれたことを興味深いと評しています。また定番アンケートでは「6ニムト!を抜いてカタンが一番」と報じています。
ドイツから遠く離れたこの日本に、ドイツゲームの波が到来していることを、ドイツ人は非常に興味深く見守っていることを表すものということができそうです。