アークライトは今月28日に開かれるテーブルゲームフェスティバル2010Fにおいて、一般ブース出展者に同人作品などの委託販売を案内した。全国250店舗の取引先をもつアークライト物流部が、製作者から製品を預かり、受注から出荷を受け持つ。
製作者は一定数量の製品をアークライトに委託する。アークライトでは全国のショップへ商品の案内を送り、受注・出荷。毎月末に販売個数を集約し、その個数分の代金を支払う。代金は、予め決められた標準売価から、販売手数料(30%〜)を差し引いた金額となる。
JANコードがない製品については、アークライトのコードで発給・添付できる。そのほか、商標を侵害しない商品名、均一な品質、運搬に耐える外装など、製品流通で定められた条件がある。
申し込みはテーブルゲームフェスティバル2010Fで開設されるアークライト物流部のコーナーで受け付ける。サンプル1個と受付票の記入が必要。
これまでの同人ゲームは、ショップへの連絡や送料負担がネックとなり、ゲームマーケットやテーブルゲームフェスティバルの売り切りが基本となっていた。そのため、製作個数も限定され、高めの価格設定も招いていたが、このサービスの開始で、流通面・価格面での改善が期待される。