最多最少の目に投票『さいころ民主主義 デメクラシー』7月上旬発売
ホビージャパンは7月上旬、『さいころ民主主義 デメクラシー』を発売する。ゲームデザイン:居椿善久、イラスト:Akimi Kawakami、3~6人用、8歳以上、15分、3850円(税込)。
サイ企画から2016年に発売された同タイトルから、アートワークを一新した商業版。箱に振り入れられた14個のダイスを3カウントだけの間に観察して、「最も多く出ている目」と「最も少なく出ている目」に投票し、人気トークンの数を競う。
実際と異なっていても、投票で最多数になれば人気トークンがもらえる。少数派になったら「異議あり!」をコールし、成功すればよりも多くの人気トークンが得られる。出目の扱いや投票を変更する追加ルールカードあり。
新版は書籍のカバーアートなどで活躍しているAkimi Kawakami氏がイラストを担当し、カラフルでインパクトのあるボックスとコンポーネントになったほか、異議ありスティック、投票ダイヤル、被せ布など、遊びやすいコンポーネントが追加されている。
内容物:さいころ(大・小)14個、被せ布1枚、人気トークン54枚、異議ありスティック大1本、異議ありスティック小1本、追加ルールカード12枚、投票ダイヤル大6枚、投票ダイヤル小6枚、ルールシート1枚
フォクシー(Foxy)
何匹目のネコ?
カードをめくって出てきた動物が何匹目かを記録する記憶ゲーム。イタリア出版社の作品で、ドイツ語版が今年のドイツ年間ゲーム大賞の推薦リストに選ばれた。大人にはつらい記憶だが、ぎりぎり覚えられるかどうかのイイ線をいっている。
ランダムに20枚カードを取り、1枚ずつめくる。出てきた動物が何匹目かを各自のボードに記入。複数種類いるときは、合計数を書く。キツネが出てきたときは「それまでに出てきた動物の種類」を書く。ゲーム中に1回だけ、正解したら2倍の○をつけることができる。
20枚めくり終わったら、1枚ずつ確認しながら得点計算。実際の数以下ならば得点になるが、○をつけたものはちょうどでなければ得点できない。合計の高い人が勝ち。
地形によって出てくる動物が違うところが記憶の拠り所となるが、ネコはすべての地形に出てくるので数がどんどん増えていく。高得点チャンスになるとともに、間違いやすくもある。
純粋な記憶ゲームなので大人だけでプレイするのには向いていないが、イラストのかわいさもあって子どもは喜んで遊ぶもので、大人と子ども、子ども同士で遊ぶには良い。時間も短いので繰り返し遊んでいた。『デジャブ』のように、繰り返し遊ぶと記憶が混じって難易度が上がる。
Foxy
ゲームデザイン:D.スパダ/イラスト:S.タルタロッリ
ゲートオンゲームズ(2022)+ゲームファクトリー(2025)
1~5人用/8歳以上/15分