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カヴェルナ:洞窟の農夫たち(Caverna: Die Höhlenbauern)

箱庭の満足感 『アグリコラ』の後継作としてローゼンベルクが発表した新作。ボード、木のコマ、タイル、カードとコンポーネントがどっさりで、『アグリコラ』より厚い箱にぎゅうぎゅう詰めである。7人までプレイできるが、慣れないうちは待ち時間が長くなるので5人以下でのプレイが推奨されている。 今度の主人公はドワ…

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『ヘイムスクリングラ』一般発売

遊星からのフリーキックは11月中旬から、ヴァイキングたちが領地の発展を目指すカードゲーム『ヘイムスクリングラ』を一般発売した。デザイン・寺島由人、イラスト・森木ノ子、2~4人用、90分、4725円。 今秋のゲームマーケットで発売された国産の戦略ゲームで、当サイトの新作評価アンケートでは7位に入った。…

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ブリュッセル1893(Bruxelles 1893)

使うとあとが怖いアクション ベルギーの建築家ヴィクトール・オルタ(1861-1947)は、装飾芸術だった「アール・ヌーヴォー(Art Nouveau、新しい芸術)」を建築に取り込んだ最初の建築家といわれる。彼の遺した建物は世界遺産にも登録されている(画像検索)。彼の時代、ベルギーの首都ブリュッセルで…

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陰謀の街(Intrigue City)

立て直して崩されて 街の中にある6つのギルドの影響力を調整して支持を取り付け、支配者を目指すボードゲーム。今年シュピールに初出展したギリシャのパープルゲームズの作品である。シュピールのプレビューで説明を聞いて興味を持ち、後でブースの前を通りかかったところで遊ばせてもらった。 マイボードには6つのギル…

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『タルギ』日本語版発売

株式会社コザイクは本日、ドイツの2人用カードゲーム『タルギ(Targi)』日本語版を発売した。A.シュタイガー作、2人用、13歳以上、60分、2940円。 サハラ砂漠の民トゥアレグ族の男たちが塩、胡椒、ヤシを商い、カードを集め、一族の勢力を競う。『カフナの島々』『ロストシティ』など、2人用のゲームで…

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終わった世界と紺碧の記憶(Old World and Code of Nines)

大どんでん返しは手元に 廃墟の世界に目覚めた人造人間たちが、バラバラになった使命について情報を集め、人類の思いに応えるボードゲーム。『惨劇RoopeR』で一世を風靡したBakaFire氏が2012年のゲームマーケットで販売し瞬殺。翌年に再版がかかったものの、再び絶版となっている。頭文字をつなげるとネ…

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キーフラワー(Keyflower)

取られたー! 使われたー! 土地タイルを競り落として、自分の村を豊かに発展させるゲーム。イギリスのR&Dゲームズによるキーシリーズ(キーマーケット、キーハーベスト)の最新作で、エッセン・シュピールの人気投票「スカウトアクション」で1位となった。タイルの効果のコンボをあれこれ考えるのが楽しい。…

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ボラボラ(Bora Bora)

南国の緻密な勢力争い オーストラリアの東に位置するフランス領ポリネシアの島ボラボラ。タヒチ島の近くにあり、新婚旅行先として人気がある。この島で部族を広げ、特殊能力をもった男女を集め、神殿に神官を送り込み、勝利点を競う。世界中のボードゲームフリークから現在、最も注目されているデザイナー、S.フェルトの…

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忍者刀(Ninjato)

虎穴に入らずんば虎児を得ず ときは12世紀日本。源氏と平氏と後白河上皇が三つ巴の勢力争いを繰り広げる中、暗躍する忍者となって屋敷の宝物を盗み、その宝で権力者に取り行って、勝利点を競うアメリカのゲーム。絶体絶命こそチャンスだ。 自分の番にはどでかい手裏剣コマを好きなところに置いてアクションを行う。「手…

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大江戸八百八町(Yedo)

花のお江戸で裏稼業 江戸時代の大名となってかずかずのミッションを果たし、名声を競うドイツのゲーム。エッガートシュピーレ社が、今秋のエッセン・シュピールに合わせて去年から製作を進めていたが、クイーンゲームズ社が今春『江戸(Edo)』という別ゲームを発表してしまった。そこで新しいタイトルとしてY付きの&…