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一緒に遊びたい3人
Published Date: 2005-12-22 一緒に遊びたい3人 への1件のコメント
すごく面白かったはずのゲームが、後日違うメンバーで遊ぶと途端に色褪せてしまうことがある。あれは錯覚だったのか?
メンバーによってゲームの楽しさが全く違うことは、愛好者なら誰でも経験することだろう。だからこそ、そのメンバーにぴったりあったゲームをセレクトすることも大事なのだが、遊びたいゲームが次から次へと控えている今日この頃、メンバーを意識したセレクトばかりしていられないのも実情。そこで、どんなゲームでも、そのゲームの面白さを最大限に引き出すために、いつも一緒に遊びたい人がいる。
- ルール判定係
正しいルールで遊ばなければ正当な評価ができないのは道理。たったひとつのルールを見落としていたり、誤解していたせいでゲームにならないこともある。ゲームが終わってから分かっても後の祭り。正しいルールでもう1回しようと思っても時間がない。そこでゲーム全体を見ながら、このルールはおかしいんじゃないか?とすぐ見抜ける人、あるいはルールの記述が曖昧なとき、こう解釈したほうがよい、そうでなければおかしいと指摘できる人がほしい。実はかなりレア。 - やられキャラの盛り上げ役
自分をちょっと落として笑いを取り、そこを糸口にしてプレイヤーの一体感を作るムードメーカー。ボードゲームの醍醐味はシステムが生み出す効果だけではなく、ボードを取り囲むプレイヤーの喜怒哀楽にもあると思う。初対面でもあっさり皆の敷居を下げ、笑い、悔しさ、驚き、喜びなど、そういった感情を全員に引き起こさせるような人。実は場の空気を読める細心の気配りの人でもある。 - 遊び心や創造性に満ち溢れた人
ひとつひとつの手番の中にも、決められたことをただこなすのではなくて、奇手でも何でも、他の人の手に流されないで面白そうだと思ったらやってみる。それが思わぬゲームの魅力を開くこともあるだろうし、新しい驚きにつながるかもしれない。ゲームを制作したことのある人に多いタイプ。
こんな3人と卓を囲んだら、どんなゲームも評価が上がって他の人に参考にならないかもしれない。この3人は、私がもっていない性格である。ルールの解釈はうっかりなのに、プレイスタイルは寡黙。皆がやっている手に追随してしまうことも多い。こんな人になりたいものだ。
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サンクトペテルブルグ:饗宴
Published Date: 2005-12-18 サンクトペテルブルグ:饗宴コメントする
Sankt Petersburg – Das Bankett(カール=ハインツ・シュミール&ハンス社のアイデアによる。Spielbox 05年6号付録)
ルール:普通カード3枚と、特殊カード9枚が入っています。裏面の色に応じてそれぞれ対応する山札に混ぜておきます。
特殊カード(紫)は通常無料です。まず手札に入れてから通常通りに使います。特殊カードの機能を使うのは別の行動とみなします。特殊カードは、その機能が使えるときにのみ使用することができ、その後で捨て札となります。したがって簡単に捨てることができませんが、ゲーム終了時にマイナス点にはなりません。
- 皇帝・スーパースター(Zar – Superstar) 1枚
この発展カードは「皇帝と大工」とのみ交換できます。これ以降、赤のカードと青のカードの両方を置くとき1ルーブル安くなります。 - ポチョムキンの村(Potjemkin’sches Dorf) 1/4と3/8
通常ゲームの対応するカードと同じように使います。 - 闇市(Schwarzmarkt) 2枚
このカードを出したら、捨札からカードを1枚買うことができます。捨て札を全部見て、1枚選びます。選んだカードはすぐにお金を支払って置くこともできますし、手札に入れることもできます。特殊カードを選ぶことはできません。 - 一緒に捨てる(Weg damit!) 2枚
このカードを出したら、カードをさらに1枚手札から出して捨て札にしなければなりません。 - すり(Langfinger) 1枚
すりのカードはラウンドの最初、つまり新しいカードが置かれたときに使わなければなりません。すりカードを出すのは行動に数えません。すりのプレイヤーはこのラウンドのスタートプレイヤーになります。ほかの人は前の順序で続きます。スタートプレイヤーマーカーは全部、各プレイヤーのところに置きます。 - 2回手番(Doppelzug) 1枚
このカードを出した人は、すぐに2つの行動を続けて行わなければなりません。どちらの行動でもカードを置く、カードを取る、パスをするのいずれかを行うことができます。 - 金のロバ(Goldesel) 1枚
このカードを出した人はすぐに5ルーブルを銀行から獲得します。 - 宮廷道化師(Hofnarr) 1枚
このカードを出した人は、すでに出しているカードのうち1枚につけなければなりません。つけられるカードはお金と得点の両方をもっていなければなりません。次の決算でこのカードはお金と得点が逆になります。つまり、カードに示された得点の分だけお金をもらい、お金の分だけ得点をもらいます。決算の後、宮廷道化師は捨て札になります。 - 饗宴(Bankett) 1枚
このカードを出した人は、すでに出しているカードのうち1枚につけなければなりません。つけられるカードはお金と得点の両方をもっていなければなりません。次の決算でこのカードはお金と得点が2倍になります。決算の後、饗宴は捨て札になります。
(C)Hans im Glück