『ブラックストーリーズ:50の”黒い”物語』日本語版発売
コザイクは本日、ドイツのパーティー推理ゲーム『ブラックストーリーズ:50の”黒い”物語(Black Stories: 50 rabenschwarze Rätsel)』日本語版を発売した。2~15人用、12歳以上、20分、1620円。
モーゼス出版(ドイツ)が2004年にリリースし、昨年の第9弾まで毎年シリーズ化されているほか、映画版、中世版、クリスマス版、ご当地版など幅広く展開しているカードゲーム。オランダ、チェコ、イタリア、イギリス、フランス、スペイン、アメリカ、ポーランド、ギリシャ、ノルウェーの各国語版が販売されている。
犯罪、死体、殺人、自殺の事件の真相を、質問を通して推理していくゲーム。100枚以上あるカードには、表に事件が、裏にその真相が書かれている。ひとりが「リドルマスター」となり、「長電話の女性が死んだ」「女性が夫の新車のポルシェを500ユーロで売ることにした」などの謎の事件を紹介。ほかのプレイヤーは、「はい」か「いいえ」で答えられる質問を繰り返し、真相の予想を述べる。続ける場合には当たった人が次のリドルマスターとなる。
勝敗を競うゲームではなく、謎解きをみんなで楽しむコミュニケーションゲームだ。
・コザイク:ブラックストーリーズ
オランダゲーム賞2014ノミネート
オランダゲーム賞(Nederlandse Spellenprijs)の審査委員会は24日、今年のノミネート作品を発表した。昨年から分けられたエキスパート部門とファミリー部門の2部門で各3タイトルがノミネートされた。
大賞は昨年の3月から1年間にリリースされた新作。一般投票による選考を行わず、ノミネートから大賞まで一貫して審査員が決める。審査員はボードゲームショップ店長、ボードゲームジャーナリスト、ボードゲーム関連団体のメンバーなど10名。大賞は6月12日に発表され、夏のボードゲーム祭で授賞式が行われる。
例年、オランダ国産品がほとんど入らない賞だが、今年はファミリー部門に『ウーゴ!』(TGiWレビュー)が入った。そのほかはドイツで評価の高い作品が並ぶ、昨年はファミリー部門に『キングオブトーキョー』、エキスパート部門に『テラミスティカ』が選ばれているが、今年はどの作品が選ばれるだろうか?
【オランダゲーム賞2014】
ファミリー部門
ノミネート:花火(Hanabi / セレクタ)
〃 :ウーゴ!(UGO! / プレイジスワン)
〃 :クウィックス(Qwixx / ホワイトゴブリンゲームズ)
エキスパート部門
ノミネート:ブルッヘ(Brugge / ホワイトゴブリンゲームズ)
〃 :アンドールの伝説(De Legenden van Andor / 999ゲームズ)
〃 :ロシアンレールロード(Russian Railroads / 999ゲームズ)
・Nederlandse Spellenprijs:Verkiezing familie 2014
・Nederlandse Spellenprijs:Verkiezing expert 2014