東京・自由が丘で女性ボードゲームデザイナー展、今週末
女性ボードゲームデザイナー4組が、それぞれの作品を展示販売する展覧会「plaaaay!展」が12月12日(土)、13日(日)の2日間、東京・自由が丘のギャラリー「KIAN」で開かれる。東横線/大井町線自由が丘駅徒歩4分。両日とも12:00~17:30、入場無料。12日16時からはオープニングパーティーも開かれる。
出展するのはdecmee(『スワンデート』)、矢野由布子(『ひらがなセンテンス』)、矢部たつこ(『理想の人格ポーカー』)、山中麻未(『ヴォルプスヴェーデ 村と4人の芸術家たち:1894-1937』の4組。独自の世界観やクリエイティブの美しさに触れながら、のんびり頭の体操をすることができる。
『スワンデート』は「井の頭公園でボートに乗ったカップルは別れる」というジンクスに負けないで写真撮影をする2人用協力ゲーム、『ひらがなセンテンス』はランダムにめくられていくひらがなを組み合わせてテーマに合った文章を作るゲーム、『理想の人格ポーカー』は人間の長所と短所を組み合わせて理想の人格をつくるコミュニケーションゲーム、『ヴォルプスヴェーデ村と4人の芸術家たち:1894-1937』はドイツ北部の芸術家村で共同体を守りつつ作品を制作するゲーム。そのほかに『うかい』『理想の天職ポーカー』『驚異の部屋:芸術に隠されたアレゴリー』を加えて合計7タイトルが展示される。
期間中は作品の試遊・購入ができるだけでなく、オリジナルステッカーも販売される。気軽に足を運んでみよう。
・plaaaay!展
『私の村の人生』日本語版、1月中旬発売
ホビージャパンは1月中旬、戦略ダイスゲーム『私の村の人生(My Village)』を発売する。ブラント夫妻作、2~4人用、12歳以上、60~90分、5,000円(税別)。拡張セットではなく、単体でプレイできる。
2012年にドイツ年間エキスパートゲーム大賞とドイツゲーム賞を受賞した『村の人生』の新シリーズ。今年10月のエッセン・シュピールでエッガートシュピーレ(ドイツ)が発表したばかりの新作が早くも日本語版になる。
各自が自分の村をもち、ダイス目で職人の建物、畑、買物客、旅、教会、修道士などのカードを獲得して発展させていく。ダイスゲームなのに本編と同じくらいの時間がかかるのは、8~11個のダイスを一度に振り、順番に2個ずつ選んでいくというシステムと、そのダイス目で獲得できるカードがたくさんあり、そのコンボが勝敗の要になるからだ。
時が過ぎ去ると村人が亡くなるという要素は継承。カードを取るたびに時間が進み、やがて村人が亡くなる。先に亡くなった村人は、村の歴史に刻まれるだろう。一方、村人が空席になったジャンルでは、カードを使うことができない。子孫を育てて跡を継がせることもできるが、ほかの職業に集中するために諦めなければいけないこともある。
また、村の「物語」を集め、ネズミから本のページを守るという新たなミッションも加わった。建物、畑、買物客、修道士、旅、確保した物語による名声ポイントを最も多く集めたプレイヤーが勝者となる。ダイスを振って一喜一憂する楽しさを残しつつ、運の要素を抑えた戦略的なゲームだ。
内容物
メインボード1枚、村ボード4枚、カード108枚、通常ダイス12個、
黒マーカー70個、ネズミコマ1個、村長コマ4個、時間マーカー4個、
死神コマ4個、日雇い労働者タイル4枚、「2/12」タイル4枚、
物語ポイントマーカー58枚、ハンドタイル1枚、得点記録用紙1冊、ルールブック1冊