理不尽カードゲーム『テストプレイなんてしてないよ』日本語版発売
cosaicは10月26日、カードゲーム『テストプレイなんてしてないよ(We Didn’t Playtest This At All)』日本語版を発売した。ゲームデザイン・C.シェスリク、イラスト・松田実愛、2~10人用、13歳以上、1~5分、1500円(税別)。
オリジナルは2008年、アスマディゲームズ(アメリカ)から発売された作品。カードに書かれた「○○すれば勝利する」という条件を満たせば即勝利、「××すれば敗北」という条件を満たせば脱落という極めてシンプルなカードゲームだ。
各自2枚の手札をもち、1枚引いて1枚をプレイし、その指示に従う。出てくるカードは爆弾、ドラゴン、レーザー、ブラックホール、じゃんけん、ゾンビと脈絡のないものばかり。しかも効果は「誕生月なら即勝利」「あなたを意味する言葉を言ったら敗北」「自分を含め全員敗北」など理不尽なものばかり。始まって10秒で終わることもあるところはタイトル通り。
さらにルールを根底からくつがえす「混沌」拡張パックも同梱。「とってもバカバカしいけどやめられない」新種のカードゲーム、冗談の分かるメンバーで遊ぼう。
爆弾を解除せよ!『タイムボム』11月24日発売
アークライトは11月24日、爆弾を解除するカードゲーム『タイムボム』を一般発売する。ゲームデザイン・佐藤雄介、イラスト・326(ナカムラミツル)、グラフィック・タンサンファブリーク、2~8人用、10歳以上、1~30分、2000円。
オリジナルは新ボードゲーム党から2014年に発売されたカードゲーム。翌年、ヤポンブランドを通じてエッセン・シュピールに出展され、翌々年にシュミット社が『恐怖の古代寺院(Tempel des Schreckens)』というタイトルでドイツ語版を発売した。これが今年のドイツ年間ゲーム大賞で推薦リストに入り、アラカルトカードゲーム賞でも5位に入賞している。国内でも人気が高く、タレントの千秋氏が遊んだほか、続編『タイムボム2』(2015年)、『タイムボムエボリューション』(2016年)が発売されている。
簡単なルールで、最後まで脱落者が出ない正体隠匿ゲーム。プレイヤーの中に2人テロリスト「ボマー団」が潜んでおり、時間を巻き戻してしまうタイムボムの爆発をもくろんでいる。テロリストの嘘を見抜いて、ほかのプレイヤー(タイムポリス)は爆発を食い止めることができるか?
各プレイヤーに配られたカードの情報をもとに、カードを順番にめくっていく(ニッパーで導線を切っていく)。起爆させるカードをめくってしまったらボマー団の勝ちで、その前に解除するカードを一定枚数めくれればタイムポリスの勝ちとなる。
自分に配られたカードの内容は各自知っているが、シャッフルして場所が分からない。1枚1枚カードをめくっていくのが、本当に爆弾の解除をしているかのようなスリルをもたらす。追加ルールで第三陣営「スパイ」を加えることもできる。
内容物:陣営カード9枚、導線カード40枚(57×88mm)、ニッパータイル1枚、解除チップ8枚、ストーリーカード8枚、オオタさんタイル1枚、サマリーカード8枚、遊び方説明書1冊、(導線カード以外は63×88mm)