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ザ・プロファイラー(Profiler)

あることないこと議論して
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6人の人物カードの中から、親のプロファイリングをもとに、1人を当てる協力ゲーム。フランスのカクテルゲームの作品である。創造力を働かせて、分かるわけもないことを皆であーだこーだ議論するのが楽しい。
写真の例は候補者が次の6人。実在の人物もいるし、想像上の人物もいる。またローカライズも行われていておなじみの人物も多い。親はこの中からランダムに、今回の当ててもらう人物を割り当てられる。
・クリストファー・コロンブス
・ブルース・リー
・初音ミク
・ボブ・マーリー
・バットマン
・孫正義
親のプロファイリングは、「クラスで一番である」が+5、「この人は誰かの結婚式にすぐ参加する」が-1だった。このように、ランダムに2つのお題が渡され、親は+5~-5の評価を行う。あとは喋ってはいけない。ほかのプレイヤーはこのプロファイリングをもとに1つずつ消去していき、正しく消去できる度に得点が入る(最後の1人が正解で5点入ることになる)。
「まずクラスでは正体を隠しているからバットマンはないんじゃね?」「正解!」「コロンブスも結婚式に参加しなさそう」「正解!」「初音ミクは学校に行ってない」「正解!」「ボブ・マーリーは結婚式に参加しそう」「正解!」……実際どうかは分からないが、イメージで答えていく。そのイメージが一致しなければ、議論が起こるわけだ。
「ブルース・リーは学校行ってないでしょう」「でもいたら強さでは一番だよね」「孫正義がクラスで一番って、勉強?」「会社のつきあいで結婚式に来るかもね」「じゃあ孫正義を消去で!」「残念!」「え、なんでー?」「孫正義は忙しすぎて結婚式に行けないと思ったんですよね」「そうか!」……これを親を交代して5ラウンド。満点25点中何点取れるかにチャレンジする。
質問と人物が合っているとは限らないし、キャラクターがかぶっている場合もあるが、その人物のニュアンスを単なるイエス・ノーではなく、10段階評価で伝えられるところが面白い。話が自然と弾んで盛り上がるコミュニケーションゲームである。
Profiler
ゲームデザイン・R.ギャロニエ/イラスト・スティボ
カクテルゲームズ(2017)+ホビージャパン(2018)
3~8人用/12歳以上/30分

Posted in 日本語版リリース

役を順々に作るカードゲーム『レベル8』日本語版、4月5日発売

level8J.jpgアークライトは4月5日、『レベル8(Level 8: Das Kartenspiel)』日本語版を発売する。ゲームデザイン不明、アートワーク:A.ヴァーグナー、2~6人用、8歳以上、45分、2000円(税別)。
オリジナルはピアトニク社(オーストリア)から2007年に発売された作品。2016年にラベンスバーガー社(ドイツ)が同じデザインで再版したものが日本語版となる。システム的には『フェイズ10』(1982年)を引き継いでいる。
手番には場札か山札からカードを1枚取り、手札とあわせて現在のレベルの役が揃っていたら出すことができる。レベル1は3連続のカード2組で、達成すると次のレベルになり、最終的にレベル8は同じ数字2枚、同じ数字3枚、同じ数字4枚をいう組み合わせを作らなければならない。
ポイントは役ができてからで、残りのカードをほかのプレイヤーの役に付け足し、手札を真っ先になくすことを目指す。誰かの手札がなくなったらラウンド終了で、手札を最初になくした人はレベルを2つ進めることができる。つまり各ラウンドで役ができて手札をなくした人は2レベル、役ができただけの人は1レベル、役ができなかった人は0レベル上がって次のラウンドを迎えることになる。
先に役を場に出してしまえば他のプレイヤーの思うツボ。先に手札をなくして上がられる可能性もある。レベル7で迎えたラウンドで上がるか、レベル8の役を完成させたプレイヤーが勝利。最後の逆転もある中、ギリギリの駆け引きでレベル8を目指そう。
内容物:ゲームカード98枚(数字カード90枚、スキップカード3枚、ワイルドカード5枚)、プレイヤーカード12枚(レベルカード6枚、表示カード6枚)、ルール説明書1冊(※カードサイズ:59×91mm)
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