メビウスゲームズは9月5日、ダイスゲーム『ヘックメック(Heckmeck am Bratwurmeck)』日本語版を発売した。ゲームデザイン:R.クニツィア、イラスト:D.マテウス、2~7人用、8歳以上、20~30分、2000円(税込)。
鳥たちが焼きイモムシを奪い合うダイスゲームで、オリジナルは2005年にツォッホ社(ドイツ)から発売された。長らく輸入版が流通していたが、人気のロングセラーとして日本語版が発売されることになった。
手番には8個のダイスを振り、1種類を選んで取り出し、残りを振り直すことができる。その合計以下のイモムシタイルを中央から取って得点とする。中央のタイルがなくなったらゲーム終了で、獲得したタイルのイモムシの数を競う。
ダイスは同じ目を2回選べない上に、イモムシを必ず入れて置かなければならず、振り直したときに取れるダイスがなければ手番失敗となってしまう。また、中央から取ったイモムシタイルも、他のプレイヤーから横取りされるおそれもあり、新しいタイルを重ねて防御しなければならない。
中央や他のプレイヤーの手元にあるタイルを観察しつつ、ダイスを振るのを止めるか、リスクを冒して振り続けるか決断しなければならない。運試しもありながら、悩ましい判断に迫られる作品だ。