ドイツでボードゲームの制作販売を手がける主要20社で構成されているボードゲーム出版社協会(Spieleverlage e.V.)は、ニュルンベルク玩具見本市に際してボードゲーム市況を発表した。発表によると、ボードゲームの売上は3年連続で増加しているという。
2017年のボードゲームの売上は前年比4%以上の増加。内容を見るとファミリーゲームが前年比+5%、カードゲームが+3%、ダイスゲームが+11%、パーティーゲームと大人向けゲームが+25%で、特に脱出ゲーム・謎解きゲームが人気を集めているという。
代表を務めるH.フッター氏(フッフ社)は、「ボードゲームはこれまでになく愛好されている。クラシックのほかにも新しいアイデアのボードゲームが次々と試されている。1年に1000タイトル以上の新作が発売されることは、このジャンルがとても革新的で精力的に発展していることを示している。全ての年齢層がボードゲームを好み、一緒になって楽しんでいる。」とコメントしている。
ドイツのボードゲーム市場は2000年代、年間約4億ユーロ(547億円)規模で推移していたが、2015年から拡大し始め、現在は年間5億ユーロ(685億円)になっている。
・Spielverlage e.V.:Familien lieben Brettspiele
・Statista:Umsatz mit Gesellschaftsspielen in Deutschland von 2005 bis 2016