水道橋のゲームショップ、メビウスゲームズは昨年一年間の販売個数に基づく売れ筋ランキングを発表しました。2001年、2002年の結果も掲載されており、比較して見ることができます。6ニムト、操り人形、カルカソンヌという安価で手軽な受賞ゲーム「三種の神器」の地位はほぼ不動ですが、その中に国産のワードバスケットが入り込みました。
そのほかに3年連続で上位の常連となっているのは、カップルに人気のガイスターに、ローゼンベルクのカードゲームマンマミーアとボーナンザ。根強い人気があります。年齢を問わずに子どもから大人まで遊ぶことができる幅の広さが奏功している模様です。
再販を除く新作としては、日本ボードゲーム大賞の入門者部門を受賞したコロレットが9位、同じくフリーク部門を受賞した宝石商が13位、ドイツ年間ゲーム大賞のアルハンブラが14位、キングルイが20位に入っています。従来品を押しのけて定番になるような新作がなかなか出ない傾向が続いている模様です。大賞作のヴィラパレッティなど、1年でランク外に下がってしまうものも少なくありません。
購入にそれなりの覚悟がいる4000円以上のゲームでは、プエルトリコが昨年からやや順位を落としましたが7位と健闘、あとはブラフ、アルハンブラ、スコットランドヤードと大賞作ばかりが並びました。2004年はサンファン完全日本語版の発売が控えており、どのような売れ筋ランキングができていくのかさらに注目されます。(メビウス)