テンデイズゲームズは6月、ローマ帝国を舞台にしたルーマニアの都市建設ゲーム『プラエトル(Praetor)』日本語版を発売する。2~5人用、12歳以上、75分。価格未定。
西暦122年のローマ帝国を舞台に、皇帝ハドリアヌスの命を受けた技術者となって都市の建設を行うボードゲーム。いわゆる「ワーカー」となる労働者駒を用いて、タイル配置による都市建設や、タイル発動によるリソースの獲得、特殊なアクションの実行などを行う。労働者は、ゲームが進むことで熟練(成長)していき、各アクションの効率がよくなっていくが、熟練した労働者は引退してしまう(労働者駒はサイコロで表されており、その目が熟練度を表す)。
都市の発展と労働者の成長、加えて労働者の士気も踏まえ、効果的に労働者駒を運用して、最も得点を獲得したプレイヤーが、この地方を統べる「法務官(プラエトル)」に選ばれる。
出版社はルーマニアの新興メーカー・NSKNゲームズ。2011年に発表した『戦士と商人(Warriors & Traders)』がスマッシュヒットとなり、注目が高まっている。昨年のエッセンでプロモーションしていたところに、テンデイズゲームズが参画。世界各国のメーカーから多くの打診があったため、多くの製造が見込まれることになり、日本語版が実現した。テンデイズゲームズの田中店長によると、NSKNゲームズ自身も、日本語版発売を当初より強く望んでいたという。
ゲームマーケット2014春で先行販売され、その後一般発売になる予定。ゲームマーケット会場では、特典としてプロモ拡張パックが用意される。