ドイツ年間ゲーム大賞選考委員会は5日、今年のゲーム大賞の最終ノミネート作品を発表しました。従来この賞には新しいトレンドを創造していくという役割がありましたが、ゲーマーズ・ゲームが少なくなっている昨今、ルールが簡単というだけではもはやトレンドになりません。これまでにないシステムをもつオリジナリティの高いゲームを選ぼうという意図がリストから読み取れます。しかしながらオリジナリティが高すぎればゲームの当たり外れや好き嫌いが分かれるもとにもなり、昨年の「ヴィラ・パレッティ」受賞に続いて賛否が分かれることになりそうです。オリジナリティを求めながらドイツのゲームシーンはトレンドを見出せない混沌とした時代をさまよっていると言えるでしょう。大賞の発表は22日。(Spiel des Jahres)
〈ドイツ年間ゲーム大賞 2003 最終ノミネート作品〉
アルハンブラ(Alhambra/Dirk Henn/Queen)
クランス(Clans/Leo Colovini/Winning Moves, Rio Grande)
ドラゴン島(Dracheninsel/Tom Schoeps/Amigo)
〈ドイツ年間子どもゲーム大賞 2003 最終ノミネート作品〉
ラウラの星ゲーム(Lauras Sternenspiel/Kai Haferkamp & Ruediger Husmeier/Amigo)
アザラシゲーム(Robbys Rutschparti/(W. Kramer, J. Grunau, H. Raggan/Kosmos)
ねことねずみの大レース(Viva Topo!/Manfred Ludwig/Selecta)
(リンクはEJF、当サイト、H@LL9000、Spielphase)