ボードゲームレビュー:すしオッター(Sushi Otter)

夢の大役まであと一歩

ラウンドごとに強化される手札でポーカーの役を競うカードゲーム。『ボムバスターズ』のドイツ年間ゲーム大賞で沸くOKAZU brandがゲームマーケット2025秋に発表した。

ゲームは8ラウンドで行われる。毎ラウンド8枚のカードが配られ、そこから1~5枚を伏せて出し、役を発表。ワンペアやフルハウスなどの役の点数と、使ったカードの点数を足して順位を決める。

点数がいくら高くても、勝利点はラウンドごとに決まっており、後のラウンドほど高い。さらに順位が低い順に手札を強化できるカードを獲得できるため、序盤のラウンドは頑張りすぎないほうがいいかもしれない。使わなかった手札は持ち越しできるため、一旦しゃがんで次のラウンドに期す戦略性も必要だ。

手札を強化できるカードはバラエティに富んでいて、数字やスートを変えられる変化カード、特定のカードに点数をつける得点カード、役作りしやすくなる常時カード、そして自分だけの新しい役を加える上客カードがある。これらによってインフレしていく点数の波に乗り切れるかどうかが勝敗を分ける。

強化カードが増えるにつれて作れる役のパターンも多くなり、次のラウンドに何を残すかまで含めてかなり考える。大役ができそうであと一歩及ばないことも。「この6を9に変えると+1点だけど、奇数になるとこの役ができないから、6のままにして、後は⋯⋯」どう転んでもそこそこいけるようにしておくか、一発夢を見るかのカード選びが悩ましい。

すしオッター
ゲームデザイン:林尚志/イラスト:ryo@にゃも
OKAZU brand(2025年)
2~5人用/10歳以上/30~45分

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