ジーピーは12月13日26日、『カタン:エネルギー版(CATAN: New Energies)』を発売する。ゲームデザイン:K.トイバー&B.トイバー、イラスト:I.オトゥール、3~4人用、12歳以上、90分、13200円(税込)。拡張セットではなく、単体でプレイできる。初回限定でミニ拡張『エネルギー不足』が付属する。
21世紀のカタン島を舞台にした環境保護がテーマのカタン。カタンスタジオ(アメリカ)が今夏発売した。ダイスを振って資源を生産し、他プレイヤーと交換して村や都市を建設するという基本的な流れはそのままに、新しい資源「研究」と「エネルギー」が追加され、環境汚染によるマルチエンディングになっている。
各プレイヤーは個人ボードを持っており、村や都市を建設すると環境汚染度が上がる。ダイスを振る前にチップを引いてイベントが発生すると、環境汚染度が高いプレイヤーは被害を受ける。再生可能エネルギーの発電所を建設することで、環境汚染度を下げることができる。
発電所は都市で獲得できる「研究」で建設し、建設しやすいが環境汚染度が上がる化石エネルギー発電所と、建設が難しいが環境汚染度を下げる再生可能エネルギーの発電所がある。これらで生み出される「エネルギー」はさまざまな用途があって便利だが、化石エネルギー発電所ばかり建設していると環境汚染度はどんどん上がっていく。
全員の環境汚染度合計によってイベントチップを引く枚数が変わる。誰かが10点になる前にイベントチップがなくなるとサドンデスになってしまい、再生可能エネルギーの発電所の建設数で勝敗が決まる。どちらのエンディングになるかはプレイヤーの協力と駆け引き次第だ。