ピチカートデザインは3月16日、「JELLY JELLY GAMES」のレーベルで『クリプティッド 都市伝説(Cryptid: Urban Legends)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・H.ダンカン&R.ビーバーズ、イラスト・K.モリヤ、2人用、14歳以上、20~40分、2750円(税込)。
昨年のドイツ年間エキスパートゲーム賞にノミネートされた推理ゲームの2人専用バージョン。オスプレイゲームズ(イギリス)から昨年春に発売された。街から逃亡しようとする未確認生物(クリプティッド)とセンサーを駆使して発見しようとする科学者が対戦する。
ゲームボードはなく、中央に並んだカードが舞台になる。またボードゲーム版と異なり、特定の場所にクリプティッドが潜んでいるのではなく、毎回異なる場所に潜んでいる可能性がある。
手番には交互にカードをプレイしてセンサーを移動し、その後でクリプティッド役のプレイヤーがセンサーの数か色の組み合わせを宣言し、隣接するセンサーがその条件に一致するカードすべてに存在カウンターを置く(それらの街区にクリプティッドがいる可能性を示す)。
街は左右に広がっていき、7枚になったときに両端のカードに存在カウンターを置けたらクリプティッドの勝利。その前に配置できる存在カウンターが1個以下になったら科学者の勝利となる。
可能性を広げつつ、両端のセンサー条件を揃えようとするクリプティッド役と、センサーを散らして可能性を消していく科学者役。手札からセンサーをどう動かせば勝てるのか考える駆け引きと先読みのパズルゲームだ。
(写真は英語版)