フランスのボードゲームデザイナー、S.ラジェ(Serge Laget)氏が今月、病気のため63歳で逝去した。
1959年2月13日フランス南西部のオロロン=サント=マリーに生まれ、教育コンサルタントの傍らボードゲームをデザインしてきた。
20代からボードゲームを発表し始め、『マレ・ノストルム(2003)』『ニダヴェリア(2020)』などのほか、B.フェデュッティ氏との共作で『修道院殺人事件(1995)』『キャッスル(2000)』『アド・アストラ(2009)』、B.カタラ氏との共作で『キャメロットを覆う影(2005)』『戦時(2008)』などの作品がある。
B.フェデュッティ氏はブログで、過去作品の再版についてメールでやり取りしていたが重病だとは知らなかったといい、逝去の報に驚いているとした上で、「セルジュは親切で、気配りができ、慎重な人だった」と書いている。B.カタラ氏はFacebookの写真を黒一色にして弔意を表し、ラジェ氏の在りし日の写真を投稿して「笑顔よ永遠なれ」というコメントを付けた。