オランダゲーム賞(Nederlandse Spellenprijs)の選考委員会は29日、ボードゲームイベント「スペレン・スペクタケル」に合わせて今年の大賞作品を発表した。ノミネート作品3部門各3タイトルから、ファミリー部門は『カスカディア』、経験者部門は『リベルタリア:ゲールクレストの風』、エキスパート部門は『アーク・ノヴァ』が選ばれた。
ボードゲームショップ店長、ボードゲームジャーナリスト、ボードゲーム関連団体のメンバーなど10名によって選ばれる賞。2014年から2部門、2020年から3部門に分けて大賞を発表している。昨年のファミリー部門は『キューバード』、経験者部門は『イッツアワンダフルワールド』、エキスパート部門は『エバーデール』が選ばれている。対象は過去1年間にオランダでリリースされた新作であるため、オランダ国外で発売されたものは1年遅れでの受賞になることが多い。
『カスカディア』はドイツ年間ゲーム大賞を受賞した地形と動物のタイル配置ゲーム。『リベルタリア:ゲールクレストの風』は特殊能力のあるカードでお宝を集める海賊ゲーム。『アーク・ノヴァ』はドイツゲーム賞を受賞した動物園経営ゲーム。ドイツ年間エキスパートゲーム大賞を受賞した『リビングフォレスト』はファミリーゲーム部門にノミネートされている。
【オランダゲーム賞2022受賞作品】
ファミリー部門賞:カスカディア(Cascadia)*
ノミネート:ロビンフッドの冒険(De Avonturen van Robin Hood)、リビングフォレスト(Living Forest)*
経験者部門賞:リベルタリア:ゲールクレストの風(Libertalia: De Winden van Galecrest)
ノミネート:アクアティカ(Aquatica)、ハニーバズ(Honey Buzz)
エキスパート部門賞:アーク・ノヴァ(Ark Nova)*
ノミネート:カーネギー(Carnegie)*、テラフォーミング・マーズ:アレスエクスペディション(Terraforming Mars: Ares Expeditie)*
(*…日本語版あり)