テンデイズゲームズは10月29日、『兵馬俑(Terracotta Army)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:P.フォーナル&A.クワピンスキ、イラスト:Z.コラコウスカ&L.A.ザワダ、1~4人用、14歳以上、90~120分、11000円(税込)。
オリジナルはボード&ダイス社(ポーランド)から今夏発売された作品。秦の始皇帝の死後、職人となって副葬品の兵馬俑を作るワーカープレイスメントゲーム。作者のひとりクワピンスキは『オリジンズ:ファーストビルダーズ』『ネメシス:ロックダウン』などの作品がある。
アクションスペースは三重のホイールになっており、外周のスペースにワーカーを置いて3つのアクションを実行する。コストを払えばホイールを回して組み合わせを変えることも可能。また、「職人」を「名工」にアップグレードすれば、占有されたアクションスペースも選択できるようになる。
兵馬俑の材料となる粘土は乾かさなければ使用できず、量だけでなく状態のマネージメントが求められる。そして作られる兵馬俑には武官、射手、馬、歩兵があり、プレイヤーカラーの枠をはめて配置し、種類ごとに異なる得点や効果が得られる。配置スペースの陣取りもあり、的確な判断が求められる。
並べることでものすごいインパクトが生まれるミニチュアだけでなく、ワーカープレイスメントのメカニクスもよく練り込まれた作品。