雷轟(Raigo)

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言霊炸裂で大役完成

ツモってきた牌をマイボードで整理し、降順または同じ数字で積んで得点化するハンドマネージメント&セットコレクションゲーム。新潟県上越市のRed i Gamesが2020年にクラウドファンディングで製品化し、翌年に廉価版「雷轟-山吹-」を製作しゲームマーケット2021春に出展。そして現在、リメイク版「雷轟-天鐘-」の制作を発表し、キックスターターで資金募集している(本レポートではサンプル版をプレイ)。

プレイヤーボードは「体内」と呼ばれるすぐに使えないストックと、「手」と呼ばれるすぐに使えるストックがある。山から引いたコマがすぐ使えるなら「手」に置き、後で使うなら「体内」に置く。ただし「体内」は3個までなので、いつまでも貯めておく訳にはいかない。「手」は2か所あるので、2枚連続で出してコンボを決めることも可能だ。

「手」から出したコマは自分の前に積んで塔にするか、「言霊」という漢字牌の効果を発動させる。役ができる塔(1人2か所)を作って、「雷」の効果でオープンし得点するというのが基本的な流れ。

コマには1~8の「重さ」があり、積むときは降順または同じ数字で積まなければならない。これが「体内」でコマを貯めておく理由である。同じ数字が揃うまで、またはより大きい数字が来るまで取っておいて、順番に出していくのが理想。狙った数字が来ないときには、コマの特殊効果で状況を変えよう。ハンドマネージメントの面白さがある。

ただし「雷」で得点化するには、全員の中で最も高く積んでいなければならない(雷は最も高いところに落ちる)。高くないときにも、コマの特殊効果で状況を変えられる。特殊効果を持ったコマが9種類あり、直接攻撃や防御もあって派手な展開が楽しめる。

うまく「雷」を落として塔をオープンできたら得点が入る。3枚以上で、同じ数字、連続した数字、偶数の連続、奇数の連続が基本で、滅多にできない役満のようなものもある。得点化した塔は捨ててゲームを続行し、山札がなくなったらゲーム終了。4人戦は2対2でプレイして、合計得点を競う。

チームメイトとコマの交換をしたり、得点計算を発生させたりするチームワークがポイント。どの効果を使うかなどについて相談可能だが、相手チームにも聞かれているので情報を全部は明かせない。勝敗の行方は、最後に全ての塔を公開して得点計算するまでわからない。

各コマの効果と、役や追加点を覚えるのに手間取るが、慣れてきてさまざまな戦術が使えるようになるとかなり熱い。最後に大役が完成するのか、その前に崩されて終わるのか、終盤の攻防がエキサイティングだ。

雷轟
ゲームデザイン:あかめ
Red i Games(2022年)
2~4人用/14歳以上/15~40分

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