ドイツ年間ゲーム大賞選考委員会は20日、ドイツ年間キッズゲーム大賞(Kinderspiel des Jahres)2022を発表した。先月ノミネートされていた3タイトルの中から、『魔法の山(Zauberberg)』が大賞に選ばれた。
『魔法の山』は、『ウッドチャック(Das große Kullern, ラベンスバーガー, 2011年)』のデザイナーによる協力ゲーム。袋からビー玉を取り出し、斜めになったボードの上の6ヶ所からひとつを選んで転がす。ボード上には魔法使いの見習いと魔女がおり、どちらに当たってもそのビー玉の色の次のマスに進む。こうして魔法使いの見習い4人が先にゴールすれば全員の勝利。その前に魔女3人が先にゴールすれば敗北となる。
審査委員会は「魅力的なコンポーネントで子どもたちはテーブルに引き寄せられ、革新的なマーブルメカニクスで飽きさせません。ビー玉の置き場所について活発な議論が交わされ、ビー玉が転がるのに目を奪われます。すべての子どもたちをずっと魅了する完成度の高い作品です」とコメントしている。
『魔法の山』は輸入版がメビウスゲームズやすごろくやなどで取り扱い中。
本賞とエキスパートゲーム賞の発表と授賞式は7月16日、ベルリンで行われる。
・„Zauberberg“ von Jens-Peter Schliemann und Bernhard Weber ist das Kinderspiel des Jahres 2022
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ゲームデザインを担当したJ.P.シュリーマン氏とB.ヴェーバー氏