グループSNEは4月23日、『ウィーン舞踏会(Wiener Walzer)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:R.クニツィア、イラスト:平沢下戸、2~5人用、8歳以上、30分、3960円(税込)。
オリジナルは2016年にピアトニク社(オーストリア)から発売された作品。日本語版にあたってアートワークが一新された。ヨーロッパ各国を代表する上流階級のゲストたちが、舞踏会で贅沢な食事を楽しみつつ、素敵なお相手を見つける。
ゲームボードはダンスホールになっており、食事トークンが置かれている。手番には手持ちのゲストタイル1枚をボード上に配置し、マスに置かれていた食事トークンを受け取る。
タイルを配置することでゲストの四方が囲まれたらダンス開始。パートナーとして選ばれるのは「最も地位の高い異性」で、選んだほうと選ばれたほうの両方に得点が入る。位置取りの要素を加えた一種のオークションゲームという、クニツィアらしいデザインとなっている。
地位の高いゲストの周囲には異性が群がる一方、地位の低いゲストの周りには誰も来ないというせつない状況にもなるが、食事トークンのコレクション要素もあり、また強力なイベントカードで状況をひっくり返すこともできる。思わず会話の弾む、テーマとシステムが絶妙にマッチした作品だ。