アレグラ(Allegra)

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隣の1列も自分のカード

裏になっている自分のカードをめくって交換したり揃えたりしつつ、できるだけ数値を小さくすることを目指すカードゲーム。トランプゲーム『ゴルフ』をベースにしているが、隣のプレイヤーと共有のカードがあることで微妙な協力関係が生まれる。

4×3枚にカードを裏向きに並べ、そのうち2枚をめくってスタート。手番には山札か捨て札のカードを自分の場のカードと交換する。山札から引いて気に入れなければ捨てて自分の場のカードを1枚めくる。裏になっているものと交換してもよい。数字は-1から11まであり、数字の高いカードを低いカードに置き換えていくのが基本だ。

他の人がカードを捨てたとき、そのカードがほしければノックして、相手が同意すればもらうことができる。同じ数字が縦か横に3枚並ぶと、まとめて消すことができるというルールがあるので、大きい数字のカードを集めて消すのも手だ。

ただし、誰かがカードを全て公開するとゲームが終わってしまうので、それまでに揃う見込みがあるか吟味しなければならない。ゲームが終わったら自分の場のカードの数字を合計して、少ない人が勝つ(3ゲームの合計を競う)。

自分の一番右側の列のカードは、右隣のプレイヤーと共有される。同様に、左隣のプレイヤーの一番右側の列は自分のものでもあり、それぞれどちらのプレイヤーもカード交換に使っていいし、どちらのプレイヤーの得点計算にも含まれる。このため局所的に協力関係が生まれるが、自分の列を優先して切り捨てることもある。他のプレイヤーの捨て札を拾うときも、お互い相談することになるだろう。

中盤から終盤にかけてめくったカードが大きい数字だったときの焦り、それを終了までに隣と協力して何とか捌けたときの嬉しさがこのゲームの醍醐味だ。

Allegra
ゲームデザイン・B.ルッカ/アートワーク・J.リュッティンガー
ドライハーゼン・インデア・アーベントゾンネ(2020年)
2~6人用/8歳以上/30~40分
ゲームストア・バネスト:アレグラ

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