ホビージャパンは6月下旬、『ケイラス1303(Caylus 1303)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・W.アティア、イラスト・A.ボズレー、2~5人用、12歳以上、60~90分、7000円(税別)。
2005年に発売され、ワーカープレイスメントのメカニズムを世に知らしめたゲーマーズゲームがリニューアル。これまでもアートワークを変更して再版が重ねられ、日本語を含む多言語版が2012年に発売されたこともあるが、この度の日本語版は昨冬、スペースカウボーイズ(フランス)から発売されたリニューアル版に基づく。14年の月日を経てルールの改良が行われた。
舞台は初版の1289年から(奇しくも?)14年後、棟梁となって国境付近に位置するケイラスの城を補強し、名声を競う。
順番に労働者コマを建物やお城に配置していき、全員がパスしたら街道に沿って建物を順番に起動する。資源を集めて新しい建物を建築したり、お城に資源を送って王の支持を得たりする。次第に建物が増え、効果も幅広く協力になっていく上に、建物を建てると使ってもらったときに名声点が入る。
建物を起動できるのは、監督官コマのいるところまでで、その先は労働者コマを置いていても起動できないところがポイント。監督官を移動できる建物をめぐる駆け引きがこのゲームの特徴となっている。
新版ではアートワークを一新しただけでなく、行政官を廃して9ラウンドで終了とし、お金をなくすなどプレイ時間を短縮。初期配置を可変にしたり、さまざまな特殊能力をもったキャラクターを加えたりするなど、リプレイ性を高めている。
内容物:ゲームボード 1枚、資源駒 90個、建物タイル 34枚、人物タイル 12枚、労働者駒 75個、家駒 50個、監督官駒 1個、ラウンドマーカー 1枚、スタートプレイヤータイル 1枚、名声点トークン 120枚、ルールブック 1冊