メビウスゲームズは7日、カードゲーム『ラマ(L.a.m.a.)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・R.クニツィア、イラスト・R.ゾマーカンプ&B.シュペルガー、2~6人用、8歳以上、20分、1500円(税込)。
アミーゴ(ドイツ)から今年発売され、ドイツ年間ゲーム大賞にノミネートされたゴーアウト系カードゲーム。場にカードを出していって早くなくすことを目指すが、途中で降りることもできる。
1~6の数字カードとラマカードがあり、手札6枚でスタート。自分の番には前の人が出したカードと同じか、1つ多いカードを出すことができる。ラマカードは最高の6に出すことができ、ラマカードには1のカードが出せる。カードを出す代わりに、山札から1枚引くか降りることもできる。誰かが手札を使い切るか、全員抜けたらラウンド終了となり、残った手札が失点。誰かが-40点になったラウンドでゲームが終了し、失点の少ない人が勝つ。
同じ数字のカードを複数もっていても失点は1回だけというルールと、カードが残っていても降りられるところがポイントで、カードを出せないときに降りるかカードを引いて残るかの選択が悩ましい。そこに加えて、残るメリットとして手札を全部出すとマイナス点チップを1枚捨てられるというルールが悩ましさに輪をかける。
短時間で『ウノ』ぐらいの分かりやすさながら、クニツィアらしいジレンマが盛り込まれた作品だ。