ケンビルは11月23日、『ダイスホスピタル(Dice Hospital)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・S.コーロンスキー&M.ナッド、イラスト・S.コンジナー&S.ミラモン、1~4人用、10歳以上、45~90分、6300円(税別)。
アメリカ人デザイナーが制作し、アリーキャットゲームズ(イギリス)がキックスターターで15万8千ポンド(2200万円)を集めて製品化したボードゲーム。ワーカープレイスメントゲームで、病院の経営者となって患者をできるだけ多く治療し、評判を競う。
患者はダイスで表される。目が小さいほど重症、目が大きいほど健康だ。ワーカーである看護師駒や専門医駒を医療施設(プレイヤーボード)に配置して、患者を治療していく。専門医を育成したり、部屋を増設したりして、重篤な患者を治療すれば、それだけ評判も上がるだろう。
毎ラウンド、新たな患者が救急車で搬送されてくる。その時空いているベッドがなければ、既に入院中の患者を追い出さなければならない。また治療が進まなければ、重症患者が死んでしまうことも。トリアージをパズルに落とし込んだ、ちょっぴりブラックな作品だ。
ダイスホスピタル(Dice Hospital / Nudd, Kordonskiy / Alley Cat Games +ケンビル, 2018-19)
重病人~軽症者ダイスが乗っている救急車をドラフトして部屋+ワーカー効果で治療。一気にたくさん退院させると高得点なので、病室不足で死者が出てもかまわず(失点)、患者を生かさず殺さず揃えていく pic.twitter.com/eubzZWKWWz— Table Games in the World / ボードゲームニュース (@hourei) August 29, 2023