私が夢みるとき(When I Dream)

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一富士二鷹三茄子
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エッセン・シュピールでのプロモーション。寝ている人に妖精とブギーマンがささやく
目隠しをしてほかのプレイヤーのヒントからキーワードを当てるコミュニケーションゲーム。プレイヤーの中には、ミスリードをして間違えさせようとしている者もおり、注意深く聞く必要がある。
順番にプレイヤーのひとりが「夢みる人」となり、アイマスクで目隠しして「眠りにつく」。ほかのプレイヤーは「妖精」「ブギーマン」「睡魔」の役割カードがランダムに割り当てられ、「妖精」は正解するようなヒント、「ブギーマン」はミスリードするヒント、「睡魔」は正解と不正解の数が同じになるようにヒントを出す。
ヒントは時計回りに1単語ずつ何周でも出されるが、「夢みる人」の回答は1回限り。当たっても外れても次の夢カードに移る。こうして砂時計が終わるまで続け、当たった夢カードは「妖精」にポイント、不正解だったら「ブギーマン」にポイントが入る。
砂時計が終わって答え合わせをする前に、「夢みる人」が今まで見た夢を思い出すフェイズ。たくさん思い出すほど得点になるので、回答中から自分が何を答えたか覚えておかなくてはならない。頭の中でビジュアルにして覚えるのが有効で、本当に夢を見ている気分になる。
その後アイマスクを取って得点計算をした後、次のプレイヤーが「夢みる人」を務める。こうしてプレイヤー全員が「夢みる人」を1回ずつプレイし、合計得点を競う。
「夢みる人」にとっては、「ブギーマン」が誰か特定できると楽になるので、序盤は誰がとんちんかんなヒントを出しているか聞きながら進めるとよい。一方「ブギーマン」は、自分がブギーマンであると知られないようにぎりぎりのところでミスリードするようなヒントを出す。そのぎりぎりのところの加減が難しくて、思わずナイスヒントを与えてしまうことも。「妖精」で当てやすいヒントを出すよりも、「ブギーマン」のほうがウィットに富んでいて面白いヒントを出せるような気がする。
ほかにも「妖精」が2人続いていると、息の合った2つのヒントを出して正解に導くという技を出したり、「夢みる人」にしか分からない古いネタを仕込んでみたりと、ヒントの出し方にいろいろな工夫ができて非常にクリエイティブである。
10人までできるので、人数が多いときに重宝している。テンポよくヒントを考えるのが苦手な人もいるが(ヒントを5秒で出せないと飛ばされる)、ほかの人のヒントでウケてしまったり、面白いヒントを出すうちに大喜利大会のようになったりと大盛り上がり。多人数ゲームの定番になりそうだ。
When I Dream
デザイン・C.ダーサクリス、イラスト・A.ハイドシーク&R.トレスほか
ドローラボ・エンターテインメント(2016年)―ホビージャパン(2017年)
4~10人用/8歳以上/30分
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