日本デジタルゲーム学会は2月12日(日)、朝日新聞社メディアラボ渋谷分室(渋谷駅徒歩9分)にて、ゲームデザイン討論会第3回公開ディスカッションを開催する。14:00~16:00、入場料1000円、学生無料。
ツイッター上で定期的に行われ、デジタルゲームとアナログゲームの共通点と差異を探っているゲームデザイン討論会の拡大版。今回のテーマは「アート&ゲーム:ゲームは”芸術”たりえるか!?」で、芸術という観点からゲームをどのように捉えられるか、パネルディスカッションを行う。
パネリストには三宅陽一郎(AI研究者)、黒川文雄(黒川塾主宰)、勝又洋子(東京電機大学)、鈴木香織(東京大学)、草場純(ゲーム研究家)、渡辺範明(ドロッセルマイヤーズ)の各氏、小野卓也(当サイト管理人)、司会は蔵原大氏(東京電機大学)。
昨年5月に、その前哨戦となる討論会がツイッターで行われた(togetter)。ボードゲームに関しては、グラフィックや造形など、ビジュアル面での芸術性が取り上げられ、その文化的な継承や発展が論じられている。今回は「アート」という言葉の多義性と、アナログ・デジタルゲームの中での多様性を明らかにしていく予定だ。
第1回のゲームデザイン討論会は「奥野の百年、ゲームデザインの千年」というテーマで東京・神保町の奥野かるた店にて行われ、第2回は「ゲームと歴史学との遭遇」というテーマで東京・本駒込の東洋文庫ミュージアムで開催された。いずれもアナログ・デジタルゲームの両方を視野に入れたディスカッションとなっている。
・日本デジタルゲーム学会:「ゲームデザイン討論会―第3回公開ディスカッション」開催
ここでの「芸術」とは視覚芸術のことなのでしょうか。
ゲームデザイン(ルール制作)が音楽や詩などと同様に「芸術」なのは今更議論の必要もないと思いますが。
仰る通りで、視覚に限ったことではありません。当日限られた時間の中でどこまでその広がりを追うことができるか、楽しみにしております。