さわやかな秋晴れの入口。今年も世界最大のボードゲームイベント「シュピール」が始まった。1000団体を超えるボードゲーム出版社・関連団体がめいめいのブースで新作を紹介し、実際に遊んで購入もできるイベントだ。今年は初日から来場者が多いように思われる。会場は広い上に渋滞があちこちで生まれ、お目当てのブースに行くのに時間がかかった。
毎年恒例になりつつあるヤポンブランドの開幕行列。ゲームマーケットの行列風景をエッセンに再現したかのようである。限定販売で初日からどんどん売り切れていくヤポンブランドは今年、アイテム数も増えブースも大型化。長い行列の前でだてあずみ。さんらがチラシを配っていた。
一方、割と余裕な感じの冒険企画局&グループSNE。グループSNEは『ソラシノビ』『ギャンブラー×ギャンブル』などの新作を紹介している。
A.ボザがデザインした『進撃の巨人ボードゲーム』のドイツ語版・フランス語版はドントパニックゲームズ(フランス)から来年2月発売予定。ミカサやリヴァイがそれぞれの特殊能力を活かして巨人を倒す協力ダイスゲーム。英語版は今年2月にクリプトゾイクから発売されたが、日本に入る気配がない。どこかで扱ってくれないものか。
同じくドントパニックゲームズによる『東京グールボードゲーム』のドイツ語版は来年3月。こちらはブラフゲーム。
Tシャツに「悟」の一文字。荷物はほとんど到着していなくて、持ち込み分しか販売していないというコモン・タン(アメリカ)は、日本語ゲーム6パックを販売。英語の説明が入った品詞カードを並べて面白い文章を作る。「私が池です」「フライ返しへ探偵がご飯を超叩く」などの例文ができていた。