アークライトは8月6日、小説『不思議の国のアリス』をテーマにしたカードゲーム『パレード(Parade)』日本語版を発売する。デザイン・ホンマナオキ、2~6人用、8歳以上、45分、2000円(税別)。
不思議の国のアリスのキャラクターによる手軽なバーストゲームで、オリジナルは2007年のゲームマーケットで骨折ゲームズから発売された同人作品。翌年にグランペールが製品化し、エッセン・シュピールにヤポンブランドによって出展され、2010年にズィーマンゲームズが英語版を発売していた。2013年にアートワークを一新したリメイク版がリリースされ、輸入版をホビージャパンが扱っているほか、『不思議の国のアリス』のテーマをなくしたドイツ語版が2014年にシュミット社から発売されている。ロングセラーの日本ゲームがこのたび、逆輸入のかたちで日本語版となる。
プレイヤーは奇妙で華やかな仮装パレードの主催者となって参加者を呼び込む。しかしわがままな参加者たちは、しばらくするとパレードに退屈してくる。そして同じ格好をした人や自分より格上の人が加わると、機嫌を損ねてパレードから抜け出してしまう。抜け出したパレードの参加者がマイナス点となり、ゲーム終了時にマイナス点が最も少なかった人が勝つ。
同じ色の参加者をほかの人より多く集めるとマイナス点が減るというルールによって、単純に取らないことを我慢するゲームではなくなっており、取るか、取らないかの選択が悩ましい作品となっている。
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