世界最大のボードゲームサイト「ボードゲームギーク(Boardgamegeek)」は本日、ユーザー投票によるベストゲーム「ゴールデンギーク賞(Golden Geek Awards)」を発表した。大賞には『パンデミック:レガシー シーズン1(Pandemic Legacy: Season 1)』が選ばれた。
ゴールデンギーク賞は2006年から始まり今年で10年目。これまで『ケイラス』『将軍』『アグリコラ』『ドミニオン』『ハンザ・テウトニカ』『ドミナント・スピーシーズ』『エクリプス』『テラミスティカ』『宝石の煌き』が大賞に選ばれている。ボードゲームギークのユーザー層を反映して、遊びごたえのあるゲーマーズゲームばかりが並ばれてきたが、昨年の『宝石の煌き』から傾向に変化がみられる。
今年大賞になった『パンデミック:レガシー シーズン1』は、ウィルス撲滅を目指す協力ゲームを、前回の結果を引き継いでプレイできるようにした作品。ゲームの展開次第で様々な追加要素がシークレットボックスから登場し、キャラクターの能力やゲームボード(世界の様相)、そしてルールまでもが書き換えられていく。「ナラティブ」という手法をとった新しさが受け、ボードゲームギークのレーティングで1位に上り詰めた。日本語版は昨年秋に発売されている。今回、大賞のほかにイノベーティブ、ストラテジー、テーマチックの3部門を受賞している。
今年からアブストラクト部門とキッズ部門がなくなり、アプリ部門が新設された。『世界の七不思議:デュエル』が2人ゲーム部門とカードゲーム部門で、『コードネーム』がファミリーゲーム部門とパーティーゲーム部門で受賞している。
【ゴールデンギーク賞2015】
ゲーム・オブ・ジ・イヤー:パンデミック:レガシー シーズン1(Pandemic Legacy: Season 1)
2人ゲーム:世界の七不思議:デュエル(7 Wonders: Duel)
アート&プレゼンテーション:ミステリウム(Mysterium)
カードゲーム:世界の七不思議:デュエル(7 Wonders: Duel)
拡張:チケットトゥライド:UK&ペンシルバニア(Ticket to Ride Map Collection: Volume 5 – United Kingdom & Pennsylvania)
ファミリーゲーム:コードネーム(Codenames)
イノベーティブ:パンデミック:レガシー シーズン1(Pandemic Legacy: Season 1)
パーティーゲーム:コードネーム(Codenames)
プリント&プレイ:デューン・ザ・ダイスゲーム(Dune: The Dice Game)
ソロゲーム:タイニー・エピック・ギャラクシーズ(Tiny Epic Galaxies)
ストラテジーゲーム:パンデミック:レガシー シーズン1(Pandemic Legacy: Season 1)
テーマチックゲーム:パンデミック:レガシー シーズン1(Pandemic Legacy: Season 1)
ウォーゲーム:チャーチル(Churchill)
ポッドキャスト:The Secret Cabal Gaming Podcast
アプリ:宝石の煌き(Splendor)
・Boardgamegeek:2015 Golden Geek Award Winners